2021年03月16日

無線モジュールの電子工作(一足飛んで完成品動画)

前回製品概要をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズを使った電子工作が完成しました✋✋✋
まずは動画をご覧ください🐶


表面と裏面はこんな感じに出来上がりました。
ちなみに所長が作成しております★(工房?)

裏面はこんな感じです。
IMG_20210316_090633.jpg

こちらで用意して使った部品は下記となります。

LED(赤・緑) 2~3V 各1個
ACアダプター 3.3V 1個
抵抗器 240Ω 2個 

工作の様子を撮り損ねてしまったので、細かい解説を次回にしようと思います。


投稿:渡辺



posted by towa at 12:05| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月11日

無線モジュールの電子工作(製品概要)

前回ご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズを使って電子工作をはじめてみます。
今回は初心者向けでリモコンを押すとLEDライトが光る工作にしようと思います。

でも、初心者だとどこから手を付けたらいいの?となりますよね。私も超初心者です。
まずは順を追ってみていきましょう。

【本体を見てみよう】
無線モジュールは受信機と送信機をセットで使います。
まずは開封してみましょう。
モジュール連結.jpg
★野村エンジニアリング製、TS03シリーズ★
左が送信機TS03DTX、右が受信機TS03GRXです。送信機がリモコン、受信機が本体ですね。

※ちなみに左の送信機はこちらのリモコンでも代用可能です。
IMG_20210304_160038.jpg
★TS03NKHAシリーズ★
315MHz 帯 特定小電力無線 リモコン
1スイッチ~4スイッチまでがあります。裏にコイン電池を入れて使用します。


hpjyushn.jpg
今回はこちらの評価基板も使います。
★TS03GRX評価基板★
受信機のTS03GRXを組みこんで使用する事が出来、左側のユニバーサルエリア(部品を取り付けるための穴が縦横に並んでいて、それぞれの穴にはんだ付けするための銅はくが付いているもの)にLEDを取り付けます。

組み立てたイメージ図はこちらです。
image 21-0311.jpg
↑※右の送信機はどちらか片方を使います。写真はリモコン使用

ちなみにTS03シリーズの概要はこちら↓
・4スイッチまで使用可能
・無線方式 315NHz帯特定小電力無線
・通信距離 最大50m
・電源   2.1~3.6V
・消費電流 送信時:平均2.5Ma
・IDビット数 16bit

向いている用途はデジタルデータ伝送、照明制御、電動シャッター、セキュリティー(赤外センサ、人感センサなどとの組み合わせ)などとなります。
次回は工作の様子をご紹介します。


投稿:渡辺



posted by towa at 09:38| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月15日

無線モジュールとは

いつもは意識していないけれど、実はここにもあっちにもある無線。
身近な所ではWi-FiやBluetoothなどで使用しています。
弊社HPでもご紹介している無線モジュール。どんなものでしょうか。

【無線モジュールとは?】
無線チップ、アンテナ、周辺回路などをまとめて小型の基盤に実装した電子部品のことです。
機器に無線モジュールを組み込めば簡単に無線機能を使えるようになっています。

3.jpg


こちらは野村エンジニアリング㈱の無線モジュールTS03シリーズ。
左が送信、右が受信です。
無線モジュールの中にも通信距離によってさまざまな通信規格のものがあります。
TS03シリーズは315MHz帯、短距離通信(約50mくらいまで)で信号が飛ばせるようになっています。

この315MHzというのは電波の周波数帯、そして電波というのは電磁波の一種で私たちが生活している中に存在するものです。
身近なのは可視光線(目に見える電磁波、色)が分かりやすいと思います。
無線通信とはこの電磁波を使った通信の事を言うのですね。

周波数についてはこちらを参照して頂くとして…★周波数と波長★

この野村エンジニアリング㈱の無線モジュールTS03シリーズを使用して、東京営業所で電子工作による無線体験をしてみようと思います。定期的に更新していきますので、是非ご覧ください。

投稿:渡辺

posted by towa at 09:00| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月28日

周波数と波長

アマチュア無線をされている方であれば常識なので、ご存じだと思いますが、無線で使用する周波数帯(バンド)の事を周波数で呼ばずに波長で呼びます(昔はそうでした…。)
(例:7MHz帯⇒40m、50MHz帯⇒6m 等)

周波数と波長はどのような関係があるのでしょうか?

まずは、電波とは、一定周期で振動している波の様な物だと思ってください
「周波数」ですが、これは、1秒間に何回波が来るのか(振動するのか)を表しており、Hz(ヘルツ)という単位で表します。
50MHzというのは、1秒間に50×10^6回つまり、1秒間に5000万回振動していることを表しています。

hatyou2.PNG

では「波長」とは何でしょうか?「波長」は波が1回振動した時の進んだ長さ(距離:m)と考えます(実際に1波長を物理的に直接測定するのは難しいですが…)

hatyou1.PNG

音波や電波・光の様に、1秒間に進む距離が解っている場合は「周波数」から計算することができ、「周波数」と「波長」の関係は、下記の式で表すことができます(電波の場合)

hatyou3.PNG

電波の速度は、300×10^6m/s=300Mm/sですので、50Mzの電波の波長は、「6m」ということになります。(300M/50M=6)

この「波長」電波を扱う場合には結構重要です。

「波長=λ」と同じ長さを持ったアンテナを使えば、電波を効率よく伝搬させることができるのです(実際は、1λだと大きくなりすぎる場合が多いので、1/2λや1/4λサイズのアンテナやアンテナ線にコイルをつないで、電気的に波長を合わせたりもします)

弊社では、野村エンジニアリング株式会社製の「特定小電力無線モジュール」を扱っています。野村エンジニアリングの無線モジュールは小電力ユースでは、スタンダードともいえる製品です。ノウハウの詰まった信頼できる製品を取り揃えていますので、ぜひ弊社にお問い合わせください。


記事投稿:池田

posted by towa at 13:10| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする