2021年04月01日

GND(グランド)ってなに?

今回は電子工作で初心者の私とアシスタントSさんがつまづいた、GNDについてです。まずはもう一度今回の工作を見て頂きましょう。
回路図.JPG
以前のブログでも最後はこのGNDに電気が流れていくとお話ししているのですが、そもそもGNDって何なのか、ここから電気はどう流れていくのでしょうか。

【GNDとは】
GNDとはグランドと読みます。電圧の基準を決める部分です。(0V地点)
電気は+(プラス)から-(マイナス)に流れます。電気が流れる際には押し出す力が必要です。これが電圧で、+と-の電圧の差によって流れるのが電流となります。
ですので電源から電気を流す際、電源+(プラス)と出口-(マイナス)が必要になります。この出口-(マイナス)がGNDとなります。

この工作の場合はまず電源から電気が流れ、受信機→スイッチ→抵抗→LED→GNDと流れていきます。GNDがマイナスという事はこの工作の写真に出ている配線や電気の流れはプラスの電気のみという事になりますよね。
ではGNDから先、電気はどう流れるのかという事になります。(ここで私とSさんはつまづきました)

GNDはマイナスの配線と繋がっていくのです。
ですので最終的にはGNDからマイナス極に電気が流れて循環していきます。(配線は基板の中に入っていたりして目視はできなかったりします)
図にすると下記のようになります。
電気の流れ.JPG
GNDは設計時にいくつでも作ることができます。複数のGNDは皆繋がっており、最終的にはマイナス極へ流れていくようになっています。

GNDについて所長に教えてもらいましたが、GNDがマイナスという考え方が根底にあるためGNDからどうやって電気がマイナスに流れるかというのはあまり考えたことがなかったそうです。
電気工作や設計をする方と初心者ではそもそもの概念が違うのですね。

今回の工作で使用した野村エンジニアリング製の無線モジュールはこちら(弊社HPでもご紹介しています)

次回はブザーについてです。



投稿:渡辺



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2021年03月29日

猫と無線モジュールを使用して遊んでみました!

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。

本日はタイトル通り、営業所で作成された野村エンジニアリング社製の無線モジュールを使用して猫と遊んでみました(猫に遊んでもらいました)。
遊んでくれるのか疑問を持ちながらブザーを鳴らしたところ、動画の様な反応を見せてくれました

今回使用したものの説明をしていきますね。
用意したもの.jpg
左から無線モジュールを入れる入れ物、無線モジュール(上が受信機・下が送信機)、ACアダプターになります。
入れ物.JPG
左から、色付きの緩衝材(LEDの光をなるべく和らげたかったのと、猫の噛み心地を考えてみました)。ビニール袋(インクが猫が噛んだ際口に入らないようにと、耐久性ですね)コピー用紙(用紙にイラストを描いたりすると楽しそうです◎)
コピー用紙の表部分にも左の緩衝材を貼り付けています。
なるべく目に優しく.JPG
ACアダプターを繋げて、無線モジュールを入れていきます(実際は緩衝材を巻いて入れていきました)。あとはコンセントに差し込めば猫と遊べます
アダプターを付けました.JPG

と言う訳で、家猫と無線モジュールを使用して遊んでみた結果でした。
これまでの無線モジュールを使用した電子工作などはこちらをご覧下さい☆


記事投稿 東京営業所アシスタントS

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posted by towa at 10:00| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月23日

無線モジュールの電子工作(ブザーが付きました★)

前回部品の選び方をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズの電子工作、ブザーを追加しました。まずは動画をご覧ください。


今回は3V駆動のブザーを使用しています。

ブザーの選び方や接続部分も今後ご紹介していきたいのですが、東京営業所の初心者であるアシスタントSさんと私はGNDでつまづきました。
次回はそのあたりを記事にします。GNDって何!?(前々回でちらっと出しているのですが)


投稿:渡辺

posted by towa at 08:24| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月22日

無線モジュールの電子工作(部品の選び方)

前回電気の流れと配線をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズの電子工作ですが、実施した電子工作での部品の選び方を追っていきます。
東京営業所の電子工作初心者、私とアシスタントSさんの疑問を取り上げているので、初心者の方の参考にして頂ければと思います。

【使用部品】
① LED(赤・緑) 2~3V 各1個(5φ)
② ACアダプター 3.3V 1個(内径2.1mm)
③ 抵抗器 240Ω 2個 

① LED
今回は砲弾型の5φを使用しました。φは直径(mm)ですので直径5mmですね。
色や大きさ、透明性、明るさ、視野角などの選択肢が広く、各メーカーから出ています。

極性.JPG
注意をするのは極性(+、-)です。足の長いほうがアノード(+)、短いほうがカソード(-)です。電気の流れに沿って接続します。
2V、3Vと記載しているのはLEDに流せる電圧の大きさです。LEDのデータシート※に最大値がのっているので参照して購入してください。このモジュールには3Vの電圧が流れるようになっています。
※データシート…電子部品の使い方や、推奨動作条件が出ている紙。各メーカーのサイトから取得できます。

② ACアダプター
一言でACアダプターと言っても色々あり、どれを選んだらいいのかと思いますよね。そんな時はデータシートを確認します。(今回の場合は評価基板)
概要.JPG
赤枠の部分に注目です!データシートにどのようなアダプターが使えるかが記載されています。評価基板についているのは2.1mm標準DCジャック、電圧は3,5~15VまでOKというのがこれでわかりますので合ったものを購入してください。

アダプタ.JPG
写真は参考ですが、アダプター本体にも記載されていますよ。写真をクリックすると拡大します。

オス.JPG
※差し込み口(コネクタ)部分も製品によってまちまちなので、確認して購入してください。コネクタはオスメスがあり、上の写真がオス。下の写真がメス。
メス.JPG

③ 抵抗器
抵抗器にもいろいろな種類がありますが、今回はカーボン(炭素皮膜)抵抗を使用しました。電源から電圧が流れた際に、LEDの耐えられる以上の電圧がかかると破損するため、抵抗器をLEDの保護のために使います。(抵抗器にはLEDのような極性はありません)
ていこう.JPG
カーボン抵抗(1/4W 定格電力)

今回この電気工作をする際、野村エンジニアリング様に配線について問い合わせをしたのですが、抵抗値は200~300ΩであればOKとの事でした。ですので、今回は240Ωの抵抗を使用しています。

次回はこのモジュールにブザーを追加したものをご紹介します。


投稿:渡辺


posted by towa at 15:13| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月19日

無線モジュールの電子工作(配線や電気の流れ)

前回完成品をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズの電子工作ですが、まずは今回の工作はどのような配線で、どう電気が流れるか、見て頂こうと思います。


回路図.JPG
※クリックで拡大します


アダプターを接続、スイッチを入れると黄色の矢印方向で電気が流れます。流れた電気は一度受信機に入り、そこからスイッチ①~④に流れていきます。
赤の矢印はこちらで配線したものになります。スイッチ①~④からそれぞれ独立した回路(スイッチで切り替える)になり、送信機でのスイッチ切替で電気が流れ、それぞれのLEDが点灯し、GNDに落ちていきます。

評価基板と受信機は写真のように付属のピンヘッダで接続します。

PINN.JPG
※クリックで拡大します

前回の記事の通り、下記の部品を接続しています。
LED(赤・緑) 2~3V 各1個(5φ)
ACアダプター 3.3V 1個(内径2.1mm DCジャック)
抵抗器 240Ω 2個 

※部品の接続方向(極性)や抵抗については、初心者の初心者による電子工作!~その③ 極性?~が分かりやすいと思いますので、参照してみてください。
HANNDA.JPG
裏面の配線はこんな感じになります。表面と比較してみるとわかりやすいと思います。
こんな風に図解すると電気の流れが分かったような感じがしませんか?

次回は今回の工作に当たって出てきた疑問点、GND、抵抗や部品の選び方についてを記事にしたいと思います。



投稿:渡辺





posted by towa at 09:01| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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