ゲルマニウムラジオを作る ②加工-2 の続きです。
ハンダ付けをしていきます。
先にダイオードの足を曲げておきます。
(部品が破損しないよう、ニッパーで挟んで、足側を折るようにします)
赤いマークがついている方向が+(カソード)です。
配線図を見ながらハンダ付けする部分の銅線同士をねじってつなげていきます。
ここまで準備したら、ハンダを加熱しておきます。
つないでおいた銅線を先にハンダで固めます。これでねじった線が外れなくなります。
線をつける基板部分にも先にハンダを乗せておきます。
基板にハンダを乗せ終わったら乗せたハンダを加熱しながら固めておいた銅線をつけていきます。
溶かしたハンダに銅線をつけるとすぐにつきます。足りない分はハンダを追加します。
ダイオードやバリコンは熱に弱いので、クリップなどで熱を遮りながらハンダします。
【注】ダイオードは極性がありますので、間違えないようつなげます。
最後にバリコンとコイルをシリコン用の接着剤で固定して…
完成形はこちら
しかし、いかにも素人らしくハンダした後に配線が切れたので、再度ハンダしました。
では、完成したラジオは音を拾えるでしょうか。緊張の実験です。
続きは次回お送りします。
投稿:渡辺
2021年06月25日
2021年06月24日
ゲルマニウムラジオを作る ②加工-2
ゲルマニウムラジオを作る ②加工-1の続きです。
まずはダメ出しを頂いた配線図をもう一度。
最終的に何もまとまらなくなる予感満載です。そして修正の入った新配線図はこちらです。
青い配線が、新しく追加する配線になります。
最終的に接続は同じになるのですが、最初の配線図と比べると、全体がすっきり綺麗にまとまりました。
ユニバーサル基盤の切れ端をつける事で、ハンダの加工もしやすくなります。
まずはチューブつきの銅線を使用するので、接続のため必要な銅線のチューブも外します。
ワイヤーストリッパーで外します。
ユニバーサル基板の切れ端を用意していた木の板に金属用ボンドで接着します。
この丸い部分が銅なので電気を通します。ここにハンダします。
接着後はこんな感じです。
次回は、ここから完成図通りに線をつないでハンダをして組み立てていきます。
投稿:渡辺
まずはダメ出しを頂いた配線図をもう一度。
最終的に何もまとまらなくなる予感満載です。そして修正の入った新配線図はこちらです。
青い配線が、新しく追加する配線になります。
最終的に接続は同じになるのですが、最初の配線図と比べると、全体がすっきり綺麗にまとまりました。
ユニバーサル基盤の切れ端をつける事で、ハンダの加工もしやすくなります。
まずはチューブつきの銅線を使用するので、接続のため必要な銅線のチューブも外します。
ワイヤーストリッパーで外します。
ユニバーサル基板の切れ端を用意していた木の板に金属用ボンドで接着します。
この丸い部分が銅なので電気を通します。ここにハンダします。
接着後はこんな感じです。
次回は、ここから完成図通りに線をつないでハンダをして組み立てていきます。
投稿:渡辺
2021年06月22日
ゲルマニウムラジオを作る ②加工-1
ゲルマニウムラジオを作る ①材料 からの続きです。まずは集めた部品の加工をします。
【コイルを巻く】
ポリウレタン銅線を巻いてコイルにしていきます。
芯は使いやすい長さにカットして、巻きのスタートは銅線を通す穴を開けます。
まち針を使いました。
銅線を通して、内側はテープで固定。
銅線は隙間や重なりが無いよう、均等に巻いていきます。銅線が絡みやすいので注意。
今回は解説書に記載の通り、4cmの芯に13m銅線を巻きました。
(銅線の長さはWEBのツールで調べたり、計算して出すこともできます)
巻きあがったコイルは2か所テープで固定しました。
※ここからは一人ではできないので、電子工作先生(所長)に一から教えてもらいました。
コイルの両端(接続部)は適当な長さにカットしたら、紙ヤスリで銅線の表面にかかっている被覆をはがして接続部に電気が通る様にします。
※被覆の無い銅線でコイルは作成できません。
後は説明書を見て、部品をどうつなぐかイメージを組み立てます。
最初はこんなイメージで、部品同士を直に繋ごうとしていました。
(が、今思うとセンスの無さが垣間見えます…どうやって板に収める気だったんだ)
ここまでできた所で、イラスト通りに部品をハンダするぞー。となったのですが、先生から指摘が入りましてwww
解説書通りに直接繋ぐと部品が破損しそうだったため、別に銅線や部品も追加で使用して全体がすっきりするように接続することになりました。
新しく直した配線図と工作の続きは次回でお送りします。
投稿:渡辺
【コイルを巻く】
ポリウレタン銅線を巻いてコイルにしていきます。
芯は使いやすい長さにカットして、巻きのスタートは銅線を通す穴を開けます。
まち針を使いました。
銅線を通して、内側はテープで固定。
銅線は隙間や重なりが無いよう、均等に巻いていきます。銅線が絡みやすいので注意。
今回は解説書に記載の通り、4cmの芯に13m銅線を巻きました。
(銅線の長さはWEBのツールで調べたり、計算して出すこともできます)
巻きあがったコイルは2か所テープで固定しました。
※ここからは一人ではできないので、電子工作先生(所長)に一から教えてもらいました。
コイルの両端(接続部)は適当な長さにカットしたら、紙ヤスリで銅線の表面にかかっている被覆をはがして接続部に電気が通る様にします。
※被覆の無い銅線でコイルは作成できません。
後は説明書を見て、部品をどうつなぐかイメージを組み立てます。
最初はこんなイメージで、部品同士を直に繋ごうとしていました。
(が、今思うとセンスの無さが垣間見えます…どうやって板に収める気だったんだ)
ここまでできた所で、イラスト通りに部品をハンダするぞー。となったのですが、先生から指摘が入りましてwww
解説書通りに直接繋ぐと部品が破損しそうだったため、別に銅線や部品も追加で使用して全体がすっきりするように接続することになりました。
新しく直した配線図と工作の続きは次回でお送りします。
投稿:渡辺
2021年06月21日
ゲルマニウムラジオを作る ①材料
以前の記事で原理の解説をした、ゲルマニウムラジオを作ってみます。
ラジオの原理①
ラジオの原理②
ラジオの原理③
という事でガチ初心者の私なので、キットをシャンテック電子さまより入手しました。ここからの解説もガチ初心者向けとなっております。
キットには下記部品が入っています。
バリアブルコンデンサ⇒可変式コンデンサ(=VC:バリコン)
ゲルマニウムダイオード⇒ダイオード。(=D)
ポリウレタン銅線 インダクタ(=L)⇒コイルの元ですね。銅線を巻いてコイルにします。
セラミックイヤホン⇒クリスタルイヤホンは生産されていないので後継品です。
他に必要なものはコイルを巻くための芯(ラップやトイレットペーパーなど、直径3~4cm)、組み立てるための板(木材)、アンテナ用の銅線10m(ホントは被覆してあるほうが扱いが楽)です。揃えるとこんな感じです。
木材は長いものをカットしました。ガタガタでこの後ヤスリをかけました
と、ここまでは何とか付属の解説書を読んで揃えましたが、ここから組み立て図を見てもさっぱり分からないwww
初心者ゆえ、回路図や組み立て図👇を見てもイメージがわかないんですね。
線をどうつなげるのか、ハンダはいるのか、むしろハンダはやりたくない(⇒銅線で繋げないかとやってみましたが無理でした。ハンダはいる)
という事で、まずはハンダから逃げるようにコイルを巻くところからスタートします。
次回は実際に作成の様子をお送りします(失敗つきで)
投稿:渡辺
ラジオの原理①
ラジオの原理②
ラジオの原理③
という事でガチ初心者の私なので、キットをシャンテック電子さまより入手しました。ここからの解説もガチ初心者向けとなっております。
キットには下記部品が入っています。
バリアブルコンデンサ⇒可変式コンデンサ(=VC:バリコン)
ゲルマニウムダイオード⇒ダイオード。(=D)
ポリウレタン銅線 インダクタ(=L)⇒コイルの元ですね。銅線を巻いてコイルにします。
セラミックイヤホン⇒クリスタルイヤホンは生産されていないので後継品です。
他に必要なものはコイルを巻くための芯(ラップやトイレットペーパーなど、直径3~4cm)、組み立てるための板(木材)、アンテナ用の銅線10m(ホントは被覆してあるほうが扱いが楽)です。揃えるとこんな感じです。
木材は長いものをカットしました。ガタガタでこの後ヤスリをかけました
と、ここまでは何とか付属の解説書を読んで揃えましたが、ここから組み立て図を見てもさっぱり分からないwww
初心者ゆえ、回路図や組み立て図👇を見てもイメージがわかないんですね。
線をどうつなげるのか、ハンダはいるのか、むしろハンダはやりたくない(⇒銅線で繋げないかとやってみましたが無理でした。ハンダはいる)
という事で、まずはハンダから逃げるようにコイルを巻くところからスタートします。
次回は実際に作成の様子をお送りします(失敗つきで)
投稿:渡辺
2021年06月17日
ラジオの原理③
さて、いよいよ音を出す段階になります
音を出す装置として、「クリスタルイヤホン」が一般的でしたが、現在は作られておらず、代替えとして「セラミックイヤホン」を使います。
クリスタルでも、セラミックでも、電圧をかけると、機械的なひずみを発生する素子が内蔵されています。素子の振動を薄膜に伝えて、音として再現するのです。
ダイオードで検波された電波は、周波数が高く、そのままでは人の聞こえる音にはなりません(数100KHzありますから…)
しかし、セラミックイヤホンは、キャパシタとしての機能も持っており、その機能が人に聞こえる音として再現させます。
交流(この場合検波された電波)が通る際に、電波の大きな変化をだけを拾い、音の周波数に変換してくれます。
セラミックイヤホンの代わりに、テレビなどで使うイヤホン(ダイナミックイヤホン)を直接付けても音は出ません。
これは、ゲルマニウムラジオの回路が持っている「インピーダンス」が、ダイナミックイヤホンの「インピーダンス」と合わないために起こります。
・回路のインピーダンス=数10KΩ~数100KΩ
・ダイナミックイヤホンのインピーダンス=8Ω、32Ω等
●インピーダンス●
インピーダンスは、交流による「電圧と電流の比」で直流回路による抵抗値と同様に、単位はΩです。
インピーダンスは、回路の構成素子(RLC)の値以外に、交流信号の周波数によっても変化します。
そのため、素子のインピーダンスが数KΩ以上と、高いセラミックイヤホンが必要になるのです。
さあ、回路図を見ながらゲルマニウムラジオを組み立ててみましょう!
●アンテナ線(被覆ビニル線が良いです)を5m以上つなぎましょう。
●アースは出来るだけ取った方が音量が大きくなりますよ。
実際に自分で組み立てて、音が出ると、結構感動しますよ! その際に基本的な原理を知っているとさらにです。
ゲルマニウムラジオで、ダイナミックイヤホンを使うにはどうしたらいいでしょう?また、スピーカーを鳴らすことは出来る?
皆さん考えてみてください。
記事投稿:池田