2023年11月27日

オシロ・ジェネレータ(組み立て編)

前回、回路を考えたものを組み立て、動作確認を行います。

実際の基板はこれ
20231127_100312.jpg
部品点数が少ないので、あっさりしたものです。

オシロスコープに接続して、出力信号を確認しました。
20231127_100653.jpg
周波数:10KHz

20231127_101215.jpg
周波数:100KHz

目標だった周波数、10KHz・100KHzは出せているようです。が、100KHzの波形が結構汚いです…
まあ、とりあえず予定通りの周波数は出せていますので、良しとします…
バラックのままだと、かっこ悪いので、そのうち台に固定するか、箱に入れようと思います。

このハンディー・オシロのWeb記事を見ていたら、なんと、矩形波のジェネレータは付いていることが判りました!
マニュアルを最初によく読め! というやつです…

というわけで、この基板は、あまり意味のないものになってしましました。
最初から、正弦波のジェネレータを組めば良かったと…


記事投稿:池田

posted by towa at 11:37| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月27日

オシロ・ジェネレータ(回路編)

以前から、オシロスコープは欲しい計測器でしたが、結構高価でなかなか手が出ませんでした。
とある人から「簡易型のハンディータイプなら数千円であるよ」との話を聞き、Netで一番安価なものを購入しました。
なんせ安いので、「プローブが使いずらい」とか「操作が判りにくい」とかありましたが、とりあえず波形が確認できればいいや! と思っていました。
しかし、重大なことに気づきます。「ジェネレータ」機能がついていません…
よく調べれば、少しの上乗せでジェネレータ付きが買えたのに! です。

矩形波にしろ、正弦波にしろジェネレータは欲しいところですが、買い替えるのも悔しいので自作することにします。
とりあえず矩形波を作ることにして、NE555を使った回路を考えました。

NE555を使った、矩形波発振回路は、Webにたくさん載っていますが、いちばん部品点数の少ないリファレンス回路に近いものを採用します。
下記が回路図ですが、発振周波数は可変できるようにしたいので、Rの一つをVRで可変できるようにします。

オシレータ.PNG

発振周波数は、f=1.44/((Ra+2Rb)*C1) で計算できますので、100KHz程度出せるように、Ra、RbとC1の値を決めます。
RaとC1を固定にして、Rbを可変にします。Ra(R1)=10KΩ、C1=0.001μFと仮定すると、
Rb=4.7KΩで約100KHz、Rb=100KΩで約7KHzとなりそうなので、Rb(VR1)=100KΩの可変抵抗を使うことにします。
(C2はパスコンなので、とりあえず0.01μFを付けておきます)
部品.PNG
部品はすべて自宅のジャンクで間に合いそうです。
次回は、組み立て・実験編です

はてさて、うまくいくのやら…


記事投稿:池田


posted by towa at 15:26| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月27日

トランジスタを使ったラジオ【実践編】

さて、前回バイアス計算をした回路を元に、実際にラジオを組み立ててみましょう。

1TrRadio.png

部品表.JPG

アンテナコイルは、巻くのが面倒なので、市販のバーアンテナを使います。
市販品は620μHの2次巻線仕様でした。今回はストレートアンテナとして使うので、2次側のリードを切ってしまいます。
また、260pFのバリコンと組み合わせて使うため620μHでは、インダクタンスが高すぎて高い周波数の放送が聞こえなさそうでした。そこで、1次側の巻線を目分量で巻き戻して(ほんと適当!)使う事にします。
基板は、その辺に転がってたユニバーサル基板を使いました。

回路図に従って、適当に部品配置をして、基板を組み立てます。

組みあがったバラックがこれ

20210719_141942.jpg

電池を入れて、はい! あれ?聞こえません… ノイズすら聞こえません
こういう時は、大概配線ミスをしているものです。基板配線を追ってっと…配線は間違って無いようです。
うん?? トランジスタの極性が逆じゃん!
まあ、私の工作はこんなもんです。(皆さんは、電源投入前にしっかり確認してくださいね)

再度、電源投入! 今度はノイズが聞こえ、微かに放送を受信しています。
やっぱり、鉄筋のビルの中では少々キツイ様ですので、事務所の外階段まで出てみます。
今度は、はっきり聞こえます。

ゲルマニウムラジオより数段音量が大きくなり、放送局も4局受信しています。
スピーカーが問題なく鳴らせるには、出力不足ですが、トランジスタ1個だとこんなもんでしょう。

本当は、出力波形や電流・電圧が計算通りに出ているかをオシロスコープで確認したいところですが、「ゲルマニウムラジオより大きな音で鳴らす」が目的だったので、これで良しとしましょう。(オシロ持ってないし・・・)

100均で買った、ポリの食品ケースに基板を適当にビス付けしてとりあえず「箱」に入れます。ジャンクのスイッチで一応電池を切れる様にしました。

20210727_115932.jpg 20210727_115857.jpg

カッコ悪いなこれ… 


記事投稿:池田

posted by towa at 15:11| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月15日

ゲルマニウムラジオを作る ④音が鳴るか実験

6/25の記事、ゲルマニウムラジオを作る ③ハンダ付けの続きです。

何とか作ったゲルマニウムラジオがちゃんと動くか試してみます。

【注意】
ゲルマニウムラジオは電波のエネルギーを検波して取り出した電力だけでイヤホンを鳴らします。
電波の弱い地域、場所(マンション等鉄筋の建物を含みます)では、音が拾えません。(別途アンテナが必要になります)

事務所は鉄筋コンクリート造りなので当然のように室内では鳴りませんでした…。
IMG_20210715_111303.jpg
うんともすんとも言いません。

では、事務所の外ではどうでしょうか。踊り場の階段で試してみました。
IMG_20210715_111208.jpg
周り鉄筋ビルだらけ。チューニングしてもこのままでは鳴りませんでした。アンテナにさらに10mの銅線を繋げてみた所、ギリギリ雑音が拾える程度です。非常に環境に左右されます。

自宅のベランダで試してみました。道路に面した集合住宅の2階ですが、鉄筋コンクリートのビルはありません。
EzdDi5fVoAQnyI6.jpg
自宅では決して大きくないものの、はっきり音が拾えました。放送局は2か所繋がりましたが、室内では繋がりません。

アシスタントSさんにも持ち帰ってもらって自宅で試してもらいましたが、放送局1か所と繋がる事が出来ました。

音がはっきり聞こえるとおおー!となりますね!
そして、今回はゲルマニウムダイオードでしたがトランジスタラジオも試してみたくなりました。

今後またキットを調達してトランジスタラジオを作ってみようと思います。


投稿:渡辺






posted by towa at 16:12| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月12日

初心者の初心者による電子工作~一年を振り返ってみました~

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。

初心者による初心者の為の電子工作。
初めて電子工作に挑もうと思い始めてから、約1年が経過致しました。
1年経つのは早いものだなと本当に驚きです!

他、アシスタントSの電子工作記事は、カテゴリ「初心者電子工作」内に置いております。
趣味として挑んでいる為工作点数は大変少ないのですが、
少しずつはんだ付けも成長し、はんだ付けも1年前と比べるとこの様に
付けられるようになりました。

はんだごて失敗作.jpg
2020年7月のはんだ失敗例(ハンダをどのタイミングで離したらいいのか判らず、隣とくっついてしまっています)

はんだ表.jpg
2021年6月のはんだ付け例(隣り同士がくっつく事はなくなりました)

ですが気を緩めると最後に電池を付ける際に失敗してしまったりするので、
はんだ付けが出来ます!と言えるようになるにはまだまだかかりそうです。


非常にのんびりとした歩みではありますが、
今後も趣味の一環として電子工作を進めていきたいと思っております


さて、次回は”推し色を使った電子工作”の過程を上げたいと思います。
キットではなく、一から部品を自分で揃えてみました。
宜しければまたブログを覗いて頂けたら嬉しいです


記事投稿 東京営業所アシスタントS
posted by towa at 10:00| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする