2020年08月11日

RS-232C I/F


昔のPCには標準で搭載されていた、レガシーI/FのRS-232Cですが、最近のPCではあまり見かけなくなりましたね。
しかし工業系の通信I/Fでは、RS-485と並んで、まだまだ現役です。

RS-232Cは、シリアルI/Fの一つで、信号線とグランド線の電圧の差による通信方式で、0V(グランド)のレベルに対して+3~+25Vを"0"、-3~-25V "1"と決めており、通常は±12~6Vのレベルで通信します(簡単に言うと、マイナスの電圧が掛かると“1”の信号を出し、プラスの電圧で“0”を出力します)
キャプチャ.JPG
1.1対1の通信しか出来ない
2.通信速度が遅い(最大19.2kbps)
3.伝送距離が短い(15m)
4.ノイズに弱い

等の欠点はありますが、

1.構造が簡単で安価
2.レガシーなI/Fなので、リソースが豊富

等のメリットもあり、まだまだ広い用途が期待できるI/Fだと思います。

RS-232CのトランシーバICですと、海外M社製品が有名ですが、弊社にて取り扱っている新日本無線(NJRC)製品にもありますので、ご検討されてはいかがでしょうか。
(海外M社製品の取り扱いも可能ですので、お問合わせください。)


記事投稿:池田

posted by towa at 16:28| 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月15日

Rail-to-Railオペアンプ

デバイスのプロセスルールが細分化されてきており、回路設計も低電圧駆動できるものが要求されてきています。

オペアンプも同様に低電圧での動作要求されますが、電源電圧(Vcc)が5V以下になってくると、単電源オペアンプではVCCより1.5V低い入力電圧を要求されるので、設計に困る場合もあります。
そこで、良く使われるようになったのが、Rail-to-Railオペアンプ(フルスイングオペアンプ)ですね。
電源電圧がVccから、Veeまで振れても(だからフルスイングといいます)動作するオペアンプです。

キャプチャ.JPG

弊社では、新日本無線(NJRC)製品をお勧めします。Rail-to-Railの他にも、低消費電流タイプなど、ラインナップも豊富です。
皆様のご設計のお役に立てると思います。

お問い合わせは、ぜひ、弊社にご用命ください


記事投稿:池田


posted by towa at 15:03| 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

2SC1815の代替トランジスタ

一度は使ったことがある、汎用トランジスタ 2SC1815ですが、生産中止になって時間がたった今でも市場に流れていますね。
でも、近いうちに入手が困難になるのではないでしょうか?
そこで、ピンコンパチの KTC3198はどうでしょうか?

Pc:50V
VCBO:60V
VCEO:50V
VEBO:5V:
Ic:150mA
IB50mA
hFE も 70~700とグレードもほぼ2SC1815と同等です。

弊社では、KEC社製品を扱えますので、ご検討ください

また、2SC1815-Yのコンプリメンタリ 2SA1015-Y も、若干在庫があります。(D/C’12)

ぜひ、東京営業所 池田まで、お問い合わせください 

記事投稿:池田

posted by towa at 16:55| 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月07日

積層セラミックコンデンサ

近年、需要の伸びている電子部品にMLCCがあります。

MLCCとは積層セラミックコンデンサとも呼び、多数積み重ねた薄い金属の電極をセラミック誘導体で挟み込んだ
小型・薄型を特徴とするチップタイプのコンデンサです。

電圧・電流の安定、ノイズ除去、信号を取り出すなどの用途に使われ、ほとんどの機器に搭載されています。

最近のスマートフォンの機能向上、IOTの普及に伴い需要が拡大していますが、国内メーカーの生産終了や需要増大による供給逼迫で、入手が難しい時期がありました。苦労された方も多かったと思います。(弊社も苦労しました…)

弊社では国内品も取り扱い可能ですが、主に後継品・代替品として海外メーカーのWALSIN、YAGEOなどをお勧めしています。
価格も国内品と同等で、比較的短期間で入手可能ですので、ぜひ一度お問い合わせください。


記事投稿:渡辺
posted by towa at 09:00| 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月02日

小信号スイッチングダイオード

小信号スイッチングダイオードの定番と言えば R社の1SS133や東芝の1S1588が定番ダイオードでしたが、生産中止となっている製品も多く選択に困る場合があるのではないでしょうか?

弊社ではPANJIT社製品を扱っており、1N4148は、1SS133や1S1588の代替えとして検討できると思います…ちなみに

1SS133
Vrm=90V
Io=130mA
P=300mA
Vf=1.2V
Trr=4ns

1N4148
Vrm=100V
IAv=150mA
If=300mA
Ptot=500mA
Vf=1.0V
Trr=4ns

と、パッケージも含め、ほぼ同等の性能を持っていると思います(実際の使用にあたっては、評価をお願いします)1N4148-34は弊社で継続的に流している製品ですので、検討をしてみては如何でしょうか?

また、弊社ではPANJIT製品を全般的に扱っていますので、サンプルのご依頼も含め、ぜひお問い合わせください

記事投稿:池田


posted by towa at 15:21| 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする