2022年09月14日
2022年05月19日
うちの息子がちょっと面白い実験をしてまして・・・オーディオ用OPAMP
うちの息子は、技術系の学校に通っているのですが、最近はソフトウェアだけでなく、ハードウェアにも興味が出てきたみたいで、音声データの再現性が各社のOPAMPによってどう違うかを実験してまして…
ラズパイの拡張基板に各デバイスメーカーから出されているオーディオ用OPAMPを順番に付け替えてみて、音質がどう違うのかを実際に聞いてみて確認するといったことをやっていたわけなのですが、面白そうだったので、ちょっと記事にしてみます。
比較したOPAMPは以下の4点
① A社OP×××
② N社×××4580
③ 日清紡マイクロデバイスMUSES8920D
④ M社 Rai to Rail M××〇〇22
ラズパイボードから音源(息子お気に入りの ラ〇ライ〇 の楽曲)を入れて、OPAMPで増幅したものをヘッドセットで実際に聞いて、音源との差を聞き比べてみてました。
結果は、思っていたより差が歴然でした。
A社 OP×××: 結構な値段する割に、平均的かな
N社 ×××4580: Audioを謳っている割には標準的?… 安いのは魅力
日清紡マイクロデバイス MUSES8920D:この中では断トツの再現性!
M社 Rai to Rail M××〇〇22:うーん普通過ぎて評価にこまる
官能評価なんで、一概に言えない部分もありますが、実際に聞いた感じではMUSES8920Dは、断トツで音が良かったです。
本当は、低音から高音まで、サンプルデータを入力して数値データとして取れたらもっとよかったんですが、うちにはオシロが無いもんで…
と言う訳で、最も評価が良かった(あくまでも実験上で)日清紡マイクロデバイス MUSES8920Dは弊社で取り扱っている製品です! 日清紡マイクロデバイス製品だけでなく、各社OPAMPも取り扱い可能です。 ⇒東和電子HPリンク
一度ご相談ください
記事投稿:池田
2022年03月18日
弊社フリー在庫情報 即納可能在庫品
弊社では即納可能な半導体製品をHPに乗せております。
お探しの際は、こちらをご覧下さいませ。
在庫数は常に変動しておりますので、
弊社HPの問合せフォームまたは
各営業担当へメール又はお電話にて問い合わせを頂けますと幸いです。
記事投稿 東京営業所アシスタントS
2022年03月04日
アイソレータ②
今回は、アイソレータの種類について簡単に紹介しましょう。
★アナログアイソレータ★
アナログアイソレータの代表的なものに「フォトカプラ」があります。
これは、LEDとフォトトランジスタ等を組み合わせた構造で、要は電気信号を一度光に変換(LED)して、その光の変化をフォトトランジスタ等で受け取り、電気信号として出力するものです。
信号のやり取りが、デバイス内で光によって行われるため、高い電気的絶縁が得られます。
長い間使われてきたデバイスであるため、種類も豊富で使い易いのですが、反面、LEDを使っているため、他の半導体に比較してどうしても寿命が短い傾向にあるという問題もあります。
また、消費電力が高めなことも、デメリットとして挙げられます。
★ディジタルアイソレータ★
フォトカプラのデメリットの克服の1つの解として出てきたものが、ディジタルアイソレータと呼ばれるもので、近年急速に普及してきました。
海外メーカーが強く アナデバ(MAXIM)、Broadcom、NXPあたりが有名です。
① インタラクティブタイプ
コイルを使って絶縁する方法です。
構造はトランスに似ています。電磁誘導(フレミングの法則)を使って、入力側のコイルに入力された信号を、出力側コイルに出力させます。
フォトカプラに比較して、耐久性は抜群ですが、基本的にディジタル信号にしか使えないことと、周辺の磁界が強く(電流が大きくなると)磁気の干渉を受けやすくなるデメリットもあります。
② キャパシティブタイプ
コンデンサの仕組みを使ったタイプで、静電誘導を使って信号のやり取りをします。
ご存じのようにコンデンサは、直流電流は通しませんが、交流は静電誘導効果で信号を通すことができます。
高寿命で、低消費電力。インタラクティブタイプと違い磁界の影響を受けませんが、基本的にディジタル信号のみの対応となります。
このように、各デバイスそれぞれの特徴があり、要求する回路に合わせたチョイスが可能になって来ました。
記事投稿:池田
ラベル:アイソレータ
2022年02月25日
アイソレータ①
久しぶりのBlog更新です
今回は、電気屋らしく、「アイソレータ」について書いてみようと思います。
そもそも「アイソレータ」とは、どういう意味なのでしょうか?
簡単に言ってしまうと電気的に「絶縁」するという意味です。なぜ、電気回路に於いて「絶縁」が必要になってくのでしょうか?
アナログ機器にしろ、ディジタル機器にしろ、現在の電気回路では、複数の電源電圧や、信号の入出力が回路内に混在しているケースが大多数です。
例えば、下記の回路の様に、1つの信号源より、異なった2つの出力を得ようするケースを考えてみると…
このような場合、アースを通じて、信号が回り込みを起こし、出力2の出力がバイパス状態となって、信号が予定通り出力されない場合があります。
そのような時は「アイソレータ」を使って、出力1.2を「絶縁」させることで、信号の回り込みを防ぐことができます。
その他には、電源電圧の大きく異なる回路を「絶縁」させることで、回路の安定を図る等に使われたりもします。
アイソレータの種類ですが(電気回路で使われるもの)大きく分けて2つの種類があります
1. アナログアイソレータ…皆さんおなじみのアレです。
2. ディジタルアイソレータ…最近普及が広がってますね!
次回は、上記2種類のアイソレータの構造や特性について話していきたいと思います。
記事投稿:池田