以前のブログで爬虫類の品種(モルフ)について触れているのですが、これは人が爬虫類の繁殖を繰り返し、模様や色を固定化させたものをいいます。
爬虫類ショップに行くと、販売されている生き物の値札などにCB、WCなどの表記がされている事があります。
この表記について今回は解説してみようと思います。
爬虫類ショップで表記されるCB、WC、FHとは、その個体がどのようにして生まれたものかを表しています。
CB…Captive Breadの略。人の手で繁殖させた個体。
WC…Wild Caughtの略。野生で採取してきた個体。
FH…Farm Hatchedの略。生息地のファームで繁殖された個体。
一般的に言われる特徴として、CBは人の飼育下で繁殖されているため人馴れしており、飼いやすい(大人しい)。WCは野生下個体のため人馴れしにくく飼いにくい(餌を食べなかったり、人を見ると興奮して暴れたりする)。FHは生まれた環境に依存するようです。
冒頭の爬虫類の品種(モルフ)などは人の飼育下で無ければ出来ないので、現行でモルフのついた個体はCBですね。
では我が家の爬虫類はどうかというと、ほぼCB個体です。
ヤエヤマイシガメのももは、ガッツリCB個体です。お迎えは片道2時間半かけて、お店に行きました。(爬虫類のお迎えは店頭と決まりがあります)
こちらの子たちもみんなCB個体。レオパードゲッコーやクレステッドゲッコーはほぼ100%CB個体です。
なんというかCBは図太いですね(人馴れしている)
きく蔵はお店の長期滞在(売れ残り)組。バカみたいに図太いです。
ごましおに至ってはショップではなく友人が孵した子です。素人CBです。なぜか神経質。
我が家の唯一のWC(野生個体)、半蔵です。お店の長期滞在組なのと、我が家に来て数年経つのとがあるのでしょうが、最近は飯の用意をしていると飛び出してきます。WCは人馴れしないと思っていたので普通に笑えますww野性どこ行ったんだ。
触るのは嫌がりますが、ピンセットから虫も配合食も食べますし、威嚇もあまりしてきません。
生まれによって飼いやすさや価格に違いがあるので爬虫類のお迎えを検討される際は、この表記について知っていただくと参考になるのかなと思いますが、私はお迎えしたらあまり関係ないような気もしています(お迎えする生き物によると思います)
馴れはあまり関係なく、元気でいてくれたら十分です。
次回はCBについてもう少し掘り下げてみたいと思います。
投稿:渡辺