「組み立て編」で発振が安定しなかったので、原因を調べるために、R4を半固定抵抗(20KΩ)に変更してみました。
半固定抵抗を回して、ぎりぎり発振する場所を探します。
その際、R4の抵抗値が、9.73KΩでした。
次に、発振しなくなる場所を半固定抵抗を回して探します。
同様に、R4の抵抗値は、9.94KΩでした。
R4の値は計算上10KΩですので、R4の実測値が10KΩぴったりだったとすれば、これは発振しませんね…(発振条件が ”3”になりません)
使った抵抗はカーボンの抵抗で、公差は±5%です。
R3もカーボン抵抗ですから、R3、R4の公差によっては、発振条件を満たさないケースがあってもおかしくありません。
ですから、抵抗を交換すると発振が止まったりしたのですね… (結構厳密に条件を要求してくるのですね…)
また、発振―未発振の抵抗値の差も0.21KΩと狭いので、常に発振を安定させるには、半固定抵抗での調整が不可欠なようです。
オフセットにも若干のずれがある(0.4V)ので、ここも調整できるようにしたほうが良いみたいです。
正確性を要求される実験では使えませんが、ちょっとした確認程度に使うジェネレータとしては使えそうです。
記事投稿:池田