2021年03月22日

無線モジュールの電子工作(部品の選び方)

前回電気の流れと配線をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズの電子工作ですが、実施した電子工作での部品の選び方を追っていきます。
東京営業所の電子工作初心者、私とアシスタントSさんの疑問を取り上げているので、初心者の方の参考にして頂ければと思います。

【使用部品】
① LED(赤・緑) 2~3V 各1個(5φ)
② ACアダプター 3.3V 1個(内径2.1mm)
③ 抵抗器 240Ω 2個 

① LED
今回は砲弾型の5φを使用しました。φは直径(mm)ですので直径5mmですね。
色や大きさ、透明性、明るさ、視野角などの選択肢が広く、各メーカーから出ています。

極性.JPG
注意をするのは極性(+、-)です。足の長いほうがアノード(+)、短いほうがカソード(-)です。電気の流れに沿って接続します。
2V、3Vと記載しているのはLEDに流せる電圧の大きさです。LEDのデータシート※に最大値がのっているので参照して購入してください。このモジュールには3Vの電圧が流れるようになっています。
※データシート…電子部品の使い方や、推奨動作条件が出ている紙。各メーカーのサイトから取得できます。

② ACアダプター
一言でACアダプターと言っても色々あり、どれを選んだらいいのかと思いますよね。そんな時はデータシートを確認します。(今回の場合は評価基板)
概要.JPG
赤枠の部分に注目です!データシートにどのようなアダプターが使えるかが記載されています。評価基板についているのは2.1mm標準DCジャック、電圧は3,5~15VまでOKというのがこれでわかりますので合ったものを購入してください。

アダプタ.JPG
写真は参考ですが、アダプター本体にも記載されていますよ。写真をクリックすると拡大します。

オス.JPG
※差し込み口(コネクタ)部分も製品によってまちまちなので、確認して購入してください。コネクタはオスメスがあり、上の写真がオス。下の写真がメス。
メス.JPG

③ 抵抗器
抵抗器にもいろいろな種類がありますが、今回はカーボン(炭素皮膜)抵抗を使用しました。電源から電圧が流れた際に、LEDの耐えられる以上の電圧がかかると破損するため、抵抗器をLEDの保護のために使います。(抵抗器にはLEDのような極性はありません)
ていこう.JPG
カーボン抵抗(1/4W 定格電力)

今回この電気工作をする際、野村エンジニアリング様に配線について問い合わせをしたのですが、抵抗値は200~300ΩであればOKとの事でした。ですので、今回は240Ωの抵抗を使用しています。

次回はこのモジュールにブザーを追加したものをご紹介します。


投稿:渡辺


posted by towa at 15:13| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする