ダイオードは、半導体の代表的な部品で、電気の流れを一方通行にする電子部品です。トランジスタやICなどと同じ「能動部品」と呼ばれます。
まず、半導体とは金属と絶縁体の中間の性質を持つ物を指します。この中の不純物半導体と呼ばれるものが電子部品として使われます。
さらに不純物半導体には材質の違いによりP型とN型があり、このP型とN型をとなり合わせにしたものが電子部品の基礎となります。(PN接合)
このPN接合には一定方向に電流を流す作用などがあり、これを利用しているのがダイオードです(ややこしい!)
ダイオードの主な働きは次のようになります。
・整流(電気の流れを整える)→順方向に電流を流す(交流から直流に変換する、逆流を防ぐ)
・定電圧化(電圧を一定にする)→逆方向に一定値を超えた電圧を流す作用(降伏電圧)を利用する、過電圧から保護する
・検波(無線信号から音声を取り出す)
半導体や構造の違いによって、表のようにいろいろな用途のダイオードが作られています。
以前ご紹介したLEDはダイオードの中で電気エネルギーが光となって放出される現象を利用しています(発光ダイオード)
LEDの発光の仕組み
※クリックで拡大します
弊社でも色々なメーカーのダイオードを取り扱っていますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿:渡辺
【関連する記事】