2020/11/4記事、海外協力工場を選定する際の留意点にありますが、弊社は台湾の商社、工場と取引があり電子部品の輸入もしています。今回は貿易に焦点を当ててみようと思います。
【貿易とは】
貿易とは海外の取引相手と商品やサービスの売買を行うことを言います。日本から海外に送り出すのを輸出、海外から日本に持ち込むのを輸入といいます。
(企業同士に限らず、個人で海外サイトから購入したものも輸入になります。(個人輸入))
現在世界経済は貿易無しでは成り立たないほど、様々な商品やサービスが取引されています。
【貿易の流れ】
大きな流れでは購入→輸送→決済と進みます。国内取引との大きな違いは…
① 輸送
日本は島国ですから、輸送は船便か航空便となります。船であれば約1~2週間、航空便であれば数日かかります。
いずれも港や空港などの通関で輸出入の許可、検査、納税などを通過して輸送となります。
輸送距離が長いため、荷物に保険を掛ける場合もあり、輸送の取引方法も様々です(CIF、FOBなど)
輸送費もかかるため、荷物によって輸送方法も変えたりします。
② 決済
日本円とは異なる通貨での取引となります(ドルやユーロなど)が通貨交換時の為替差額で利益の増減が発生します。
また、海外送金の手数料もかかります。
③ 取引
それぞれの国の法律の違い、考え方の違い、そして言語の違いで、意思疎通が 難しい場合があります。
上記ではデメリットが大きく見えてしまいますが、輸入により国内では取り扱いの少ない商品を扱えたり、輸出により販売ルートを広げる事が出来るのは、企業にとって大きなメリットとなります。
そして取引により他国の文化や考え方に触れる機会にもなり、これは個人的ですがとても勉強になりました。
今はコロナの影響で外出もままならないですが、自由に渡航が出来る世の中になってほしいですね。
投稿:渡辺
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