微分・積分というと、「意味が解らない」「高校時代苦労した思い出しかない」といった方も多くいるのではないでしょうか?
しかし、微分・積分が発見されなければ、現在の科学(日常生活)が成り立たなかった程の大発見でした。
積分法の考え方自体は、ギリシャ時代からアイデアが存在していましたが、それを「微分・積分法」として、体系化したのが、皆さんよくご存じのニュートンとライプニッツです。
ニュートンはご存意の「万有引力」ですし、ライプニッツも現在使われている微分・積分法の「記号」を発明したり、既に2進法の考え方を研究したりしていました。
さて、「微分・積分」でしたね…
微分と積分は対になっている考え方ですが、微分の考え方はちょっととっつきにくいので、比較的わかりやすい(直観的にわかりやすい)積分について少し話をしたいと思います
まず「積分」の意味ですが、「積(掛け算)」という文字が入っています。
例えば、長方形の面積は「長辺×短辺」ですよね。
この計算には「掛け算(積)」が使われています。少し乱暴ですが、簡単に言えば、この様に面積(体積)を求める計算が「積分」です。
簡単な例を挙げてみましょう
あなたは、自動車を運転しています、自動車の速度は10m/s(秒速10m=36㎞/h)の一定の速度で進んでいます。
この自動車が10s(秒)進んだ時、どれだけの距離を進むでしょうか?
簡単ですよね?
L(進んだ距離(m))=s(速度(m/s))×t(進んだ時間(s)) 「L=10×10 進んだ距離(L)は100m」
これをグラフに表してみましょう
進んだ距離(L)は、四角で表した、グラフの面積部分に相当することが解りますね。
これが「積分」です。
意識していなくても、既に「積分」計算をしているのです。
次回以降は、これを積分計算式でどう表すのかとか、加速運動をしている場合などについて簡単に説明をしたいと思います。
記事投稿:池田
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