2020年09月07日

温度依存性決定 雌雄の話

今回は電子部品と全く関係ない、生き物のお話です。
まずは我が家でお世話している、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の写真から。

比較やも.jpg ←クリックで拡大。閲覧注意。
左がメス(50g弱) 右がオス(90g)
個体によりますが、雌雄で大きさもだいぶ違います。
※柄や色も違うのですが、どちらもレオパードゲッコーです。柄や色の違いは遺伝子に依存します。

さて皆様、爬虫類の性別はどのように決まるかご存じでしょうか。
私たちヒトを含む哺乳類は遺伝子の性染色体の組み合わせで性別が決まります。
しかし、多くの爬虫類(ワニ、トカゲ、カメなど)は性染色体を持たず、
卵の孵化温度により雌雄が決定します。これを温度依存性決定(TSD)といいます。

孵化温度、性別決定は種類によって違いがありますが、ウミガメなども温度依存性決定です。
砂浜を掘って泣きながら卵を産む、あのウミガメですね。
ちなみに今回紹介したレオパードゲッコーでは卵の孵化温度は24℃~35℃、
31~32℃でオス、それ以外はメスが孵るそうです。

ちなみに蛇も爬虫類ですが、温度依存性決定には該当しないそうです。
でも蛇もトカゲも全て卵生ではなく、胎生の種類もいるのです。
(蛇だとアナコンダが胎生、トカゲにも胎生の種類がいます)


不思議!!!


投稿:渡辺


posted by towa at 14:40| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする