昔のPCには標準で搭載されていた、レガシーI/FのRS-232Cですが、最近のPCではあまり見かけなくなりましたね。
しかし工業系の通信I/Fでは、RS-485と並んで、まだまだ現役です。
RS-232Cは、シリアルI/Fの一つで、信号線とグランド線の電圧の差による通信方式で、0V(グランド)のレベルに対して+3~+25Vを"0"、-3~-25V "1"と決めており、通常は±12~6Vのレベルで通信します(簡単に言うと、マイナスの電圧が掛かると“1”の信号を出し、プラスの電圧で“0”を出力します)
1.1対1の通信しか出来ない
2.通信速度が遅い(最大19.2kbps)
3.伝送距離が短い(15m)
4.ノイズに弱い
等の欠点はありますが、
1.構造が簡単で安価
2.レガシーなI/Fなので、リソースが豊富
等のメリットもあり、まだまだ広い用途が期待できるI/Fだと思います。
RS-232CのトランシーバICですと、海外M社製品が有名ですが、弊社にて取り扱っている新日本無線(NJRC)製品にもありますので、ご検討されてはいかがでしょうか。
(海外M社製品の取り扱いも可能ですので、お問合わせください。)
記事投稿:池田