2020年07月31日

コンデンサの種類と用途①

コンデンサはほとんどの電子回路、電源回路など幅広い用途に使用される部品です。コイル、抵抗と並んで受動部品に区分され、受け取った電力を消費、放出、貯める働きがある部品です。

主な性質、働きは次のとおりです。

★コンデンサの性質★
① 電気を蓄える
② 直流電流は遮断し、交流電流は通す

★上記を利用した、コンデンサの主な働き★
① 電気を蓄える
② 電圧を一定に保つ
③ ノイズ除去

コンデンサの基本構造は絶縁体を2個の金属板で挟み込んだ形となりますが、材料、形状、構造により蓄える電気の量や対応する周波数が違うため、用途に合わせて使い分けをします。よく使われているコンデンサの種類と特徴は次の通りです。

●アルミ電解コンデンサ
(メリット)低価格、大容量 
(デメリット)サイズが大きい、周波数特性が良くない、有極性

●タンタルコンデンサ
 (メリット)小型、周波数特性に優れる、大容量 
 (デメリット)有極性

●フィルムコンデンサ
 (メリット)無極性、絶縁抵抗が高い、周波数特性に優れる
 (デメリット)セラミックコンデンサと比べると大型

●積層セラミックコンデンサ→★参照記事
(メリット)小型、高周波特性が良い、無極性
(デメリット)割れ、欠けあり、容量変化が大きい

●電氣二重層コンデンサ(キャパシタ)
(メリット)大容量(アルミ電解コンデンサの数千倍)、繰り返し使用可能
(デメリット)高価格

★コンデンサとして分類されていますが、電気二重層コンデンサは他とは少し性能が異なります。二次電池とよく比較されています。
電気二重層コンデンサについては次回に記事にしたいと思います。

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記事投稿:渡辺


posted by towa at 09:00| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする