2024年06月04日

爬虫類によくある病気①

爬虫類は一見丈夫に思えますが、飼育環境は犬猫よりデリケートで気を使う生き物です。飼育環境で病気になると言っても間違いではないと思います。飼い主も無知ゆえに我が家の爬虫類達が病気になる事も度々ですが、試行錯誤しています。
今回は爬虫類が良くかかる症状・病気についてです(主に自分が経験したものになります。

【口腔内腫瘍】
HANZOU.jpg IMG_20221114_084230.jpg
目の下が大きく腫れあがります。病院で口の中から膿を含む腫瘍を切開(中身も見せてもらいました)、抗生剤を一週間投与でスッキリ治りました。右の写真は腫瘍切開後、顔周りがスッキリした半蔵。しばらくは柔らかい配合食を食べてもらいました。
(具合が多少悪くても食う、それが半蔵…)
原因は餌のコオロギの後脚で口腔内に傷が出来、膿んでしまったようです。現在はコオロギの脚は全てむしってあげてます。
ちなみに眼球に傷がついた時は顔面は腫れません(ずっと半目なのですぐわかる。病院で目薬をもらいます)

【脱皮不全】
爬虫類の飼育をしていると、結構よくある病気というより症状です。爬虫類は代謝により定期的に脱皮をしますが、きれいに脱げない状態です。自宅で対処も出来ますが、取れない時は病院へ行きます。飼育環境の温度・湿度が適正であれば起きない症状ですが、体調の悪い時は脱皮が出来ない事もあるので観察は必要です。大抵は体の一か所に脱皮殻が残るくらいなので、左のごましおはボロボロすぎてちょっと笑いますwww

【卵詰まり】
これも結構あるようです。幸い我が家はきっちり産んでくれています。詰まるか産むかは運だと思います。ひたすら観察して、少しでもおかしければ即病院です。対処が遅くなると命に関わるため、毎度産卵時期はヒヤヒヤしています…。産卵後は爆食するので体力を戻すべく、食べるだけご飯をあげます。

【腰椎の変形】
これは生まれつきのものになるそうです。成長と共に変形が進みますが、成長が止まるとストップします。ただ、歳を取ると後ろ脚に麻痺などが出る可能性もあるらしいので、なるべく休憩できる場所を多くした飼育環境を整えます(我が家はシェルターのほかに貼りつく石鹸置きを使用しています。お気に入り)

書ききれないので次回に続きます。


投稿:渡辺
posted by towa at 09:12| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする