2024年06月27日

うめ、血液検査をする

以前のブログで爬虫類によくある病気をご紹介しましたが、そんな記事を書いた矢先に我が家のうめ(レオパードゲッコー♂)が血液検査をすることになりました。
IMG_20240509_085533.jpg
爬虫類もそうですが人間以外の動物は具合の悪いことを隠すので、何か変だと思った瞬間に病院に行くことにしています。

今回は歩行中に後ろ脚の様子に違和感があり、診てもらいました。
考えられる病気は…
・くる病 骨がもろくなり、折れることで歩行や神経に異常が出る
 (骨折、半身麻痺)
・痛風  高尿酸血症が持続し関節の腫れや炎症を起こす

検査はレントゲンと血液検査です。初の血液検査…。爬虫類の血液検査は血が取れれば可能だそうです。尻尾から採血します。今は血液数滴で検査可能な機械があるそうです(ちなみにあまりに小さな子は無理そうです)
うめはオスで体も大きいのですが何とか出来た感じです。採血はやってみないと取れるかわからないそうです。

全ての検査が終わるまでに1時間ほど。検査結果はこちらです。
IMG_20240523_201621.jpg
一番下が尿酸値。ちなみに赤が異常値です。グルコースは緊張・ストレスで上がっているので、問題なし。アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(肝臓)が異常値。

尿酸値は基準値で異常なしですが肝臓の数値がやや高く、何と脂肪肝(疑い)ダイエットと相成りました…。
飼い主も薄々デブだとは思っていましたが、見事数値に反映されててすごいですね血液検査。とはいえ脂肪肝を原因とする爬虫類の突然死は多いそうなので、しっかり痩せて頂きます。
KIMG1406.JPG
頑張ろうな…

レントゲンは異常なし。写真を撮らせてもらいました。
IMG_20240514_204210.jpg IMG_20240514_204220.jpg
立派な骨です。

という事で、後ろ脚の歩行の違和感に係る病気は否定されたのでしばらく様子見となりました。続くようなら再診ですが、次回診察はダイエット後になりそうです。(ちなみに後ろ脚は脱皮後普通に戻っていました…)
しかし、爬虫類の血液検査は結構な金額となりまして、しばらくは質素な生活ですが(;´・ω・)彼らの健康には代えられないので検査はしておいて良かったと思います。(でも全頭検査したら泣きそう…)



投稿:渡辺



posted by towa at 11:40| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月19日

爬虫類によくある病気②

前回に続き、爬虫類によくある症状・病気の続きです。

【皮膚病・栄養疾患】
水棲カメによくみられる病気としては皮膚病(水カビ)があります。水棲カメも春夏に脱皮します。全身ちょっとずつ皮が取れていく(たまに脚から皮がヒラヒラしたり、水にぷかりと浮いていたり)のですが、水カビなどの皮膚病の場合は、患部が赤くただれるのですぐに分かります。薬で治療します。
我が家ではなった事はありませんが、水質悪化が原因になるので、毎日の水替えは必須です。
他には、ビタミンA不足で起きるハーダー氏腺炎などがありますが、かかると目がパンパンに腫れあがります。こちらは食事の改善、ビタミンAの摂取で治療します。

【くる病】
爬虫類に多い病気です。骨がもろくなって歩行困難などの症状が出ます。一度発症すると、もろくなった骨は戻らない怖い病気です。
原因はカルシウム、ビタミンD3の不足、紫外線不足です。この病気はならないように飼育環境を整えるのが一番なので、食事にカルシウムやビタミンD3の添加、生体にあった紫外線灯の設置などが必要です。紫外線灯の有無は種類により変わります。
ちなみに我が家のチャコ(左・クレステッドゲッコー)には必要という説と不要という説と両方あるのですが、我が家は時々弱い紫外線灯を1時間くらいつけています。写真は紫外線灯をつけたら浴びに出てきた所ですが、隠れてしまう時もあり自分で調整しているんだなあという感じです。
モモ(右・ヤエヤマイシガメ)は日中紫外線灯をつけ、春夏は外で日光浴をさせています(夏は日陰干し)

【ケガ・脱走】
病気でも何でもない、飼い主の不注意が起こす事故です…。きく蔵(左)は前科2犯の脱走犯、うめ(右)は流木で爪を破損、翌朝ケージが血まみれでした…。
脱走の原因はケージの閉め忘れです。飼い主が悪いですが、堂々脱走するきく蔵も度胸あるな…。今はケージにカギを付けました(当たり前)
他、暖房器具によるやけどなどもあるそうです(低温やけど)

爬虫類の病気はどうにもならないものもありますが、飼育環境をきちんと整えれば防げる病気も多いです。
気を引き締めてお世話しなければと再認識しました(このブログを書いていて余計に…)


投稿:渡辺

posted by towa at 09:10| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月12日

初心者が4バンド抵抗のカラーコード表を見て理解するまで

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。

この間電子工作キットを購入したのですが、
説明書の抵抗値に当たる抵抗がどれになるのか判らなかったので、カラーコード表を見ながら学んでみました。
説明書抵抗値.jpgIMG_7262.jpg
上記は説明書に記載されていた抵抗値と付属品の抵抗です。
品物に抵抗値が数字で書かれている訳ではないので、値が判りませんでした


購入した抵抗3.png
写真のままでは見辛いので、抵抗に塗られている色が判りやすいように図にしてみました。
初見で一番端の色が全て”金”だという事が判りますね。他の色は様々です。
調べてみると、抵抗は塗られている色を見ると「抵抗値」「許容差」が判るようになっているようです。

カラーコード表.png
抵抗は、抵抗に塗られている色帯(バンド)の本数で対応するカラーコード表も違うようです。
今回付属していた抵抗に塗られていた色は4本でしたので、カラーコード表は4バンド(色帯)対応のもので抵抗値と許容差を確認します。


4バンド抵抗の見方3.png
調べて、表にまとめてみました。
4バンド抵抗の場合、左から第一数字、第二数字、乗数、許容差を表しているようです。
つまり、左から見て色が緑、茶、黄、金だった場合、5、1、×10k、±5%と読めます。
第一数字は10の桁、第二数字は1の桁ですので51。
乗数が×10k(10,000)ですので、51に10kを掛けると510kとなります。
抵抗の単位はΩ(オーム)ですので、
例)の場合の抵抗は、510kΩで許容差が±5%の抵抗器だという事が判りますね。
※左に来る色の判別がつかない場合、テスターで測定するという手があるようです。いずれテスターの使い方もマスターしてみたいですね


カラーコード表と4バンド抵抗の見方が判ると、購入した抵抗の抵抗値を求める事が出来ました。
今回購入した抵抗は端が「金」のバンドでしたので、左側に来ない事が判り(カラーコード表に第一数字がないので、左側に来ることがない!)、値を求め易い抵抗でした。

カラーコード初心者の方でもここまで読んで下されば抵抗の値が解けると思いますので、
抵抗と抵抗値の組み合わせを選んでみて頂けたら幸いです

問題2.png


解答は次回
ではなく、追記を開いてすぐです

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posted by towa at 14:11| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月05日

2024年6月14日 臨時休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
弊社では誠に勝手ながら下記の日程を臨時休業とさせて頂きます。

2024年6月14日(金)

尚、6月17日(月)より平常通り営業致します。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


投稿:中川
posted by towa at 00:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月04日

爬虫類によくある病気①

爬虫類は一見丈夫に思えますが、飼育環境は犬猫よりデリケートで気を使う生き物です。飼育環境で病気になると言っても間違いではないと思います。飼い主も無知ゆえに我が家の爬虫類達が病気になる事も度々ですが、試行錯誤しています。
今回は爬虫類が良くかかる症状・病気についてです(主に自分が経験したものになります。

【口腔内腫瘍】
HANZOU.jpg IMG_20221114_084230.jpg
目の下が大きく腫れあがります。病院で口の中から膿を含む腫瘍を切開(中身も見せてもらいました)、抗生剤を一週間投与でスッキリ治りました。右の写真は腫瘍切開後、顔周りがスッキリした半蔵。しばらくは柔らかい配合食を食べてもらいました。
(具合が多少悪くても食う、それが半蔵…)
原因は餌のコオロギの後脚で口腔内に傷が出来、膿んでしまったようです。現在はコオロギの脚は全てむしってあげてます。
ちなみに眼球に傷がついた時は顔面は腫れません(ずっと半目なのですぐわかる。病院で目薬をもらいます)

【脱皮不全】
爬虫類の飼育をしていると、結構よくある病気というより症状です。爬虫類は代謝により定期的に脱皮をしますが、きれいに脱げない状態です。自宅で対処も出来ますが、取れない時は病院へ行きます。飼育環境の温度・湿度が適正であれば起きない症状ですが、体調の悪い時は脱皮が出来ない事もあるので観察は必要です。大抵は体の一か所に脱皮殻が残るくらいなので、左のごましおはボロボロすぎてちょっと笑いますwww

【卵詰まり】
これも結構あるようです。幸い我が家はきっちり産んでくれています。詰まるか産むかは運だと思います。ひたすら観察して、少しでもおかしければ即病院です。対処が遅くなると命に関わるため、毎度産卵時期はヒヤヒヤしています…。産卵後は爆食するので体力を戻すべく、食べるだけご飯をあげます。

【腰椎の変形】
これは生まれつきのものになるそうです。成長と共に変形が進みますが、成長が止まるとストップします。ただ、歳を取ると後ろ脚に麻痺などが出る可能性もあるらしいので、なるべく休憩できる場所を多くした飼育環境を整えます(我が家はシェルターのほかに貼りつく石鹸置きを使用しています。お気に入り)

書ききれないので次回に続きます。


投稿:渡辺
posted by towa at 09:12| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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