2024年05月29日

温かい緑茶と水出し緑茶

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。

夏は汗もかき易く、水分補給が大事な時期ですね。
喉が渇いたと思ったら脱水症状の始まりですのでこまめな水分補給を心掛けたいものです。

前回お茶の成分、水溶性と不水溶性にほんの少し触れたので、
今回は緑茶の成分についてもほんの少し触れたいと思います。

ちなみに
「緑茶」・・・お茶の葉とお湯で入れた温かいお茶
「冷茶」・・・お湯で緑茶を入れた後冷ました、温かいお茶
「水出し緑茶」・・・お茶の葉と冷たい水で入れた冷たいお茶
「氷出し緑茶」・・・お茶の葉と氷で入れた冷たいお茶
となります。

温かいお茶を入れた場合(80℃ぐらい)、エピガロカテキンガレート(EGCg)やカフェインの作用が働き、エピガロカテキンガレートによる抗炎症作用・抗酸化作用、カフェインによる覚醒が主に効能として上げられています。

冷たいお茶を入れた場合(10℃以下)、エピガロカテキン(EGC)やテアニンの作用が働き、エピガロカテキンによる免疫系の強化(マクロファージの活性化)、テアニンによるストレス緩和が主に効能として上げられています。

※補足※
1:エピガロカテキンガレート、エピガロカテキンはカテキンの一種です
2:カテキンはポリフェノールの一種です
3:エピガロカテキンガレートは苦味・渋味の成分です
4:テアニンはアミノ酸の一種、旨味の成分です
5:マクロファージは白血球の一種です

氷で緑茶を入れるとカフェインの出が少ないので(全く出ない訳ではありません)、就寝前に緑茶を飲みたい時などは氷で入れた緑茶を漉して飲んだりすると良いかもしれませんね。

「温かいお茶」「冷たいお茶」、好みの温度の緑茶があると思うのですが、たまには効能を気にして緑茶を入れてみてはいかがでしょうか。また、沢山飲めば良いと言う訳ではありませんので、適量の摂取を長く続けられると良いですね☕


記事投稿:東京営業所アシスタントS
posted by towa at 10:30| 生活や健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月22日

動物福祉(アニマルウェルフェア)

動物福祉(アニマルウェルフェア)という言葉をご存じでしょうか。

人が世話や管理をしたり、あるいは何らかの影響を及ぼしたりする動物について、命あるものとして尊重し、彼らにとってストレスや痛みが限りなく少ない環境で飼育・共生することを目指す在り方をいいます。
アニマルウェルフェアは当初家畜動物を対象に欧州で1960年代に提唱されたのがはじまりで、今日に至るまで国際的な基準及び共通認識となっており、野生動物・ペット・使役動物・実験動物・家畜など全ての動物たちを対象とします。

国際的動物福祉の基本(5つの自由)は以下となります。
①飢えと渇きからの自由
②不快からの自由
③痛み・傷害・病気からの自由
④恐怖や抑圧からの自由
⑤正常な行動を表現する自由

現在は世界各地で畜産動物の飼育環境・法整備の改善が進められています。ケージフリー、放牧の環境で育つ畜産動物は抵抗力が高くなり、病気が少なく健康であることから食の安全に繋がっていきます。
日本ではあまり認知されていない上に取組にはコストもかかりますが、日本国内で取り組む企業も出てきているそうです。

犬や猫もそうですが、我が家のペットを例に取ると、レオパっぱ達が身動き取れないような狭いケージでの飼育であったり、不潔であったり、乱暴に掴んだり…といったストレスを与えながらの飼育はダメですよねという話になります。
長々伸びるごましお。壁に張り付くチャコについては落下時にけがをしないようなレイアウトが必要です。

どの動物にも適した環境や食事があります。とても身近な我が家の爬虫類たちにもより良い環境にいてもらうため、出来ることはないかを考えてみようと思います。


投稿:渡辺
posted by towa at 10:12| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月17日

茶殻を肥料に

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。

これまで日本茶を飲み終わった後の茶殻は大半捨てていたのですが、
お茶の成分は全て水に溶ける訳ではなく、
お茶として取れる水溶性成分は20~30%、
茶殻に残ってしまう不溶性成分は70~80%あるそうです。

成分がそんなに残っているのに茶殻を捨ててしまうのはもったいないなと思い、
育てている野菜に肥料としてあげることにしてみました。
飲み終わった後の茶殻をザルにあげて、乾燥させていきます。
(日本茶だけでなく紅茶や中国茶やコーヒーもまとめて同じザルに入れています。乾燥しやすいようにざるに紐を括りつけて、軒下へ吊るしています)
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今育てている野菜に対してはカラカラに乾燥させたものを土の中に混ぜ込んでいますが、
野菜を茶殻のみのプランターで育ててみたいなと思っています
土は一般ごみでの廃棄が禁止されていますが、
茶殻であれば賃貸などでも野菜作りが出来そうですよね。

大量の茶殻が必要となるのでいつ頃野菜が育てられるのかは判りませんが、
色々と結果が出ましたらブログに綴ってみたいと思います。


記事投稿:東京営業所アシスタントS
posted by towa at 11:10| 生活や健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月13日

爬虫類ブリーダーに必要な資格

前回のブログでは爬虫類のブリーダーについて取り上げました。今回はブリーダーに必要な資格や、求められる事柄について取り上げてみます。

まず、動物の販売・保管・展示(繁殖場、ふれあい、ペットショップなど)などを取り扱う業を第一種動物取扱業といいます。哺乳類、鳥類、爬虫類が対象となります。
第一種動物取扱業を行うには事業所のある自治体への登録が必要となり、1事業所につき1人、第一種動物取扱業者に選任された、常勤の動物取扱責任者を置く必要があります。
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友人宅CBのごましお。個人の間で金銭の発生しない譲渡は違法にならないそうです。

爬虫類ブリーダーの場合は、販売・保管などに当たるため、ブリーダーになるには上記の登録が必要となり、第一種動物取扱業の資格が必要になります。この資格を取得するにはいくつかの条件を満たす必要がありますが、ここでは割愛します。

第一種動物取扱業者は命あるものである動物を扱うプロとして、より適正な取扱いが求められます。具体的には動物の健康と安全を守る飼育(空間の確保、清掃、給水、給餌、獣医師との連携)、販売時には動物の特性や飼育、状態の体面による適切な事前説明、販売顧客情報の保存、法令違反した取引への制限などが当たります。
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チャコのケツから写真。身動きできないケージでの飼育などは動物福祉にも反します。

ショップ、ブリーダーの繁殖場では標識や名札(識別票)の掲示が義務付けられていますので、爬虫類に限らずペットのお迎えを検討される際は、識別票の有無や、合わせて動物が適切な飼育がされているかも確認してみてください。


投稿:渡辺

posted by towa at 15:22| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月07日

ブリーダーとは(爬虫類)

暖かくなってきたので、我が家の爬虫類達も活発になってきました。
(むしろ気温が高すぎて、季節感は無い感じがします)
クレステッドゲッコーのチャコが産卵。お疲れ様でした。今年2回目(無精卵)
ご飯を変えたのですが、不評…(好き嫌いがはっきりしている)
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ボウシトカゲモドキの半蔵。WC個体が朝から出てきたので、暖かくなって食欲が増してきたのが分かります。
(つまり飯を出せと…)

世の爬虫類飼育者の方々のSNSを見ると、ちょうど今の時期は卵が孵化する時期です。色々な種類の子たちが誕生していて見ているだけで楽しいです。しかし全て孵せば計10匹以上になるのでお世話も大変ですし、ブリーダーの方すごいわ…。

ところで爬虫類のブリーダーとはどのような人たちでしょうか。
まず、爬虫類の飼育・繁殖をする人たちであるのはお分かりかと思います。さらに繁殖個体の譲渡(金銭の取引を伴う)、譲渡先への飼育方法のレクチャー、さらに種の飼育・繁殖方法の確立などを仕事とする人たちを指します。

以前のブログでも取り上げていますが、爬虫類のWCは海外で捕獲され輸入されている個体です。それが元で現地の生態系バランスが崩れ、環境への影響・種の絶滅などが懸念されています。
爬虫類のブリードをし、繁殖個体を増やすことで生態系への負担を減らす事にもつながります。

我が家では半蔵がWC個体であることから、ボウシトカゲモドキの繁殖については真面目に検討した事がありますが、何しろ爬虫類、まともに孵せば一度で10匹は増えるわけで、これを全て自宅でお世話する事は出来ず、さらに無許可で繁殖個体を販売する事は違法です。
この繁殖個体を販売するためには自治体より「第一種動物取扱業」の登録を受ける必要があり、ブリーダーの繁殖場、ペットショップなどでは一店舗に一人、第一種動物取扱業者より選任された「動物取扱責任者」がいないと営業が出来ません。

次回はこのブリーダーに必須の「動物取扱責任者」について取り上げます。
(電子部品商社のブログから大分かけ離れてきた)


投稿:渡辺

posted by towa at 09:42| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする