このブログの中で、ネイピア数:e 円周率:π 虚数単位:i について話しましたが、これら一見全く関係のない数が、実は一つの式で表せることをご存知でしょうか?
数学に興味のない人でも、一回は聞いたことがある「オイラーの等式」がそれになります。
この等式は、「世界で一番美しい数式」と言われたり、映画の中で取り上げられたり、大変有名な式です。
この数式が「美しい」と言われる理由の一つに、e,π,iそれぞれが数学の考え方を代表する数であることが、あるのではないでしょうか?
例えば、eは微分・積分を代表とする「解析学」、πは図形を数字で表す「幾何学」、iは方程式について考える「代数学」と、全く別の考え方から考え出された数字です。
これをオイラーは、三角関数を使い一つにまとめた公式を考え、さらにより簡単な等式へと進めることになったのです。
さて、その公式ですが…
で、これでも十分に美しいのですが、さらにθ=π(πはラジアン)とすることで
究極とも言える等式が導かれたのです。
この公式ですが、社会生活の中では理系の大学受験以外では使うことはあまりないかもしれません。
しかし、三角関数を指数関数で表せるということは、科学の分野では計算の簡素化に大いに役立ちます。
オイラーの公式については、たくさんの文献がNet上にも紹介されています。興味がある方は、詳しく調べてみると、面白いですよ?
記事投稿:池田