2021年04月01日

飛行機に乗ると長生きできる?

飛行時に乗ると長生きできる

そんな訳あるはずない!と思いますよね?普通
そう、ある訳ないですが、見方を変えると一概にそうとも言い切れないとも思える現象があるのです。

時間と速度の関係を表した理論に、アルバート・アインシュタインの提唱した「特殊相対性理論」があります。この理論は、様々な実験結果から正しい事が確認されている理論です。

この理論によると、高速で移動(飛行機も高速で移動しています)している人(実際は人だけではないのですが、とりあえず)は、地上にいる人から見ると時間が僅かに遅れているそうです。

つまり、飛行機にずっと乗っていれば、寿命が延びるわけですよね?

寿命が延びるわけありません!
飛行機に乗っていようが、普通に年を取りますから…

この理論は「特殊“相対”性理論」です。

“相対”ということは、「必ず相手があって、それとの関係性」ということです。

つまり、「高速移動している人を地上から見れば時間が遅れて見えるが、実際に移動している人の時間が延びる訳ではない」ということです。

「猿の惑星」っていう古い映画があります、この映画はまさにこの理論を使った設定になっていて、超高速で宇宙航行をしていた主人公が、たどり着いたのは、猿の支配する未来の地球だった、という話です。

アルバート・アインシュタインはその後「一般相対性理論」を発表します。
これは「特殊相対性理論」の発展理論で、速度と時間だけでなく重力も含めた関係性を説いています。

実際、地上より重力の影響の少ない衛星軌道上では、地上からは時間が進んで観測されるのです。
地球軌道上にあるGPS衛星は、衛星の移動速度と重力の影響で起こる時間の遅れと進みを補正して地上に時間を発信しています。

また、アインシュタインの提唱した理論では「光より早く進むモノはない」とされています。
物質の速度が光速に近づくに従って、時間の経過は遅くなり、また質量が無ければ時間の概念自体もなくなります。
つまり、「光は時間の経過も、質量もない」ということになります。

最初の話に戻ります。

「飛行時に乗ると長生きできる」訳ではありませんが、地上にいた場合と比較すると、ほんの僅かですが「未来」に行けるのです。これは「タイムマシン」(未来方向一方通行の)ともいえるのでは?


記事投稿:池田

posted by towa at 15:38| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GND(グランド)ってなに?

今回は電子工作で初心者の私とアシスタントSさんがつまづいた、GNDについてです。まずはもう一度今回の工作を見て頂きましょう。
回路図.JPG
以前のブログでも最後はこのGNDに電気が流れていくとお話ししているのですが、そもそもGNDって何なのか、ここから電気はどう流れていくのでしょうか。

【GNDとは】
GNDとはグランドと読みます。電圧の基準を決める部分です。(0V地点)
電気は+(プラス)から-(マイナス)に流れます。電気が流れる際には押し出す力が必要です。これが電圧で、+と-の電圧の差によって流れるのが電流となります。
ですので電源から電気を流す際、電源+(プラス)と出口-(マイナス)が必要になります。この出口-(マイナス)がGNDとなります。

この工作の場合はまず電源から電気が流れ、受信機→スイッチ→抵抗→LED→GNDと流れていきます。GNDがマイナスという事はこの工作の写真に出ている配線や電気の流れはプラスの電気のみという事になりますよね。
ではGNDから先、電気はどう流れるのかという事になります。(ここで私とSさんはつまづきました)

GNDはマイナスの配線と繋がっていくのです。
ですので最終的にはGNDからマイナス極に電気が流れて循環していきます。(配線は基板の中に入っていたりして目視はできなかったりします)
図にすると下記のようになります。
電気の流れ.JPG
GNDは設計時にいくつでも作ることができます。複数のGNDは皆繋がっており、最終的にはマイナス極へ流れていくようになっています。

GNDについて所長に教えてもらいましたが、GNDがマイナスという考え方が根底にあるためGNDからどうやって電気がマイナスに流れるかというのはあまり考えたことがなかったそうです。
電気工作や設計をする方と初心者ではそもそもの概念が違うのですね。

今回の工作で使用した野村エンジニアリング製の無線モジュールはこちら(弊社HPでもご紹介しています)

次回はブザーについてです。



投稿:渡辺



posted by towa at 09:00| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする