2021年04月05日

ボウシトカゲモドキ

我が家ではレオパードゲッコー4匹、クレステッドゲッコー1匹、ヤエヤマイシガメ1匹と生活していますが、またもヤモリをお迎えしました。
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ボウシトカゲモドキ(オス) 命名半蔵です。
学名:Coleonyx mitratus
和名:ボウシトカゲモドキ(動物学者の千石正一先生の命名だそうです)
分類:トカゲモドキ科 アメリカトカゲモドキ属
体長:15~18cm
生息地:中米(エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、グアテマラ)

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温暖な地域の森林にいる地上棲の小型ヤモリです。湿度が必要なため床材はヤシガラを使用して湿った場所と乾いた場所を作ります。温度は22~30℃くらいで、涼しい場所と暖かい場所を作ります。
実は我が家のレオパードゲッコーとあまり変わりのない飼育環境ですが、寒さに弱いので注意が必要です。
実際に彼らが生息している地域の温度を調べたりすると参考になるそうなので、私もそうしています(後は書籍とサーモガンが手放せない)
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ケージに移した途端に水をがぶ飲みして、夜中は住まいのチェックをしていたようです。そして立派な落とし物もしていたので、結構図太いと思われます。
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写真ではあちこち出てきているように見えますが、基本的に引きこもりな性格のヤモリです。そして人にも慣れないようです。
レオパードゲッコーやクレステッドゲッコーは比較的人に慣れるのですが(そしてこれが人気の所以なのですが)爬虫類は人に慣れないのが本来の姿なのではないかと思います。お世話をしてあげるのではなく、させて頂いているのです!(これは我が家の生き物全てに対してですが)

別に慣れなくてもいいので元気に過ごしてもらいたいですね。


投稿:渡辺


posted by towa at 10:31| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月02日

スーパーカミオカンデとニュートリノ

皆さん「スーパーカミオカンデ」という装置をご存じでしょうか?

この装置は、岐阜県飛騨市神岡鉱山跡の地下に存在する、「ニュートリノ」という素粒子を検出する装置です。
この装置を使った研究で、小柴昌俊先生と梶田隆章先生がノーベル物理学賞を受賞したことでも有名な装置ですので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

そもそも「ニュートリノ」とはどんなモノなのでしょうか?

ニュートリノ電子と同じ原子を構成する素粒子の1つです、陽子が崩壊(β崩壊)する際に放出される放射線のエネルギー量が、陽子の持っているエネルギー量と一致しないため、かなり昔からその存在は予想されていましたが、ニュートリノ自体が電荷を持たない(電子はマイナスの電荷を持っています)事や、質量を持たないと考えられていたことから、実際に観測することが難しい素粒子でした。

その後の実験で、ニュートリノの存在は確認されましたが、質量については分からないままでした。
また、ニュートリノは宇宙の中に大量に存在しており宇宙開闢(ビック・バン)と同時に発生して、今も恒星の大爆発(超新星爆発)や恒星の活動の際に大量に放出されています。

そこで、ニュートリノをもっと調べるために作られたのがスーパーカミオカンデの前身である「カミオカンデ」です。(本来は、素粒子の安定性を確認するために作られました)
スーパーカミオカンデは、カミオカンデを大型化、さらに精密な観測をするために作られた装置です。
その構造は、巨大な円筒形をしたプールを純水で満たし、そのプールの廻りに光を観測する光センサー(光電子増倍管という)を隙間なく埋め込んだ構造をしています。

光は(真空中で)一番早いモノですが、空気中や水などの障害物中では、その速度が落ちます。そこに光に近い速度を持ったニュートリノが通過すると、発光するという「チェレンコフ効果」を光センサーで感知して、観測するのです。

スーパーカミオカンデの稼働により、ニュートリノが質量を持った素粒子であること(質量の大きさはまだ判らない)、質量を持った物質を通過すると質量の大きさによってその性質が変化すること、また、世界で初めて超新星爆発で発生したニュートリノを観測したことなど、宇宙の構造や素粒子物理の分野で、大きな成果を上げていて、宇宙の構造を知る大きな手掛かりになると考えられています。

目に見えないモノに興味・疑問を持ち、それを解決していく人間の探求心は、いったいどこまで進んでいくのでしょうか?
我々の住んでいるこの宇宙全体の仕組みが、解明されるのも遠い未来の話ではないのかも!


記事投稿:池田
posted by towa at 15:21| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤモリたちのレイアウト変更

3月の初めに病院に行った我が家のクレステッドゲッコーですが(記事)、先生のアドバイスもあり再びのレイアウト変更をしました。

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以前とあまり変わりがない。しかも壁から動かない。

もう少し、お休みできる平地を作りたいのですがどうしたらよいか見当がつかず、SNSのお力をお借りした所、100均の石鹸置きが良いとあったので試してみました。
試した結果がこちらです。

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乗った…!!!⤴✨✨
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お寛ぎだ…!✨(感無量)

随分とお気に召したようで日中はほぼここから動きませんが、ゆっくり休める場所が提供できて一安心です。
夜中は元気に暴れまわっています。
色々とレイアウト用品を買って来たので、我が家のレオパたちも少しレイアウトを変えました。

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誤食をするので床材はキッチンペーパー。何故かどや顔仁王立ち。

決して広い環境でお世話しているわけではないので、出来るだけ工夫して快適に過ごしてほしいと思います。


投稿:渡辺
posted by towa at 13:29| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月01日

飛行機に乗ると長生きできる?

飛行時に乗ると長生きできる

そんな訳あるはずない!と思いますよね?普通
そう、ある訳ないですが、見方を変えると一概にそうとも言い切れないとも思える現象があるのです。

時間と速度の関係を表した理論に、アルバート・アインシュタインの提唱した「特殊相対性理論」があります。この理論は、様々な実験結果から正しい事が確認されている理論です。

この理論によると、高速で移動(飛行機も高速で移動しています)している人(実際は人だけではないのですが、とりあえず)は、地上にいる人から見ると時間が僅かに遅れているそうです。

つまり、飛行機にずっと乗っていれば、寿命が延びるわけですよね?

寿命が延びるわけありません!
飛行機に乗っていようが、普通に年を取りますから…

この理論は「特殊“相対”性理論」です。

“相対”ということは、「必ず相手があって、それとの関係性」ということです。

つまり、「高速移動している人を地上から見れば時間が遅れて見えるが、実際に移動している人の時間が延びる訳ではない」ということです。

「猿の惑星」っていう古い映画があります、この映画はまさにこの理論を使った設定になっていて、超高速で宇宙航行をしていた主人公が、たどり着いたのは、猿の支配する未来の地球だった、という話です。

アルバート・アインシュタインはその後「一般相対性理論」を発表します。
これは「特殊相対性理論」の発展理論で、速度と時間だけでなく重力も含めた関係性を説いています。

実際、地上より重力の影響の少ない衛星軌道上では、地上からは時間が進んで観測されるのです。
地球軌道上にあるGPS衛星は、衛星の移動速度と重力の影響で起こる時間の遅れと進みを補正して地上に時間を発信しています。

また、アインシュタインの提唱した理論では「光より早く進むモノはない」とされています。
物質の速度が光速に近づくに従って、時間の経過は遅くなり、また質量が無ければ時間の概念自体もなくなります。
つまり、「光は時間の経過も、質量もない」ということになります。

最初の話に戻ります。

「飛行時に乗ると長生きできる」訳ではありませんが、地上にいた場合と比較すると、ほんの僅かですが「未来」に行けるのです。これは「タイムマシン」(未来方向一方通行の)ともいえるのでは?


記事投稿:池田

posted by towa at 15:38| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GND(グランド)ってなに?

今回は電子工作で初心者の私とアシスタントSさんがつまづいた、GNDについてです。まずはもう一度今回の工作を見て頂きましょう。
回路図.JPG
以前のブログでも最後はこのGNDに電気が流れていくとお話ししているのですが、そもそもGNDって何なのか、ここから電気はどう流れていくのでしょうか。

【GNDとは】
GNDとはグランドと読みます。電圧の基準を決める部分です。(0V地点)
電気は+(プラス)から-(マイナス)に流れます。電気が流れる際には押し出す力が必要です。これが電圧で、+と-の電圧の差によって流れるのが電流となります。
ですので電源から電気を流す際、電源+(プラス)と出口-(マイナス)が必要になります。この出口-(マイナス)がGNDとなります。

この工作の場合はまず電源から電気が流れ、受信機→スイッチ→抵抗→LED→GNDと流れていきます。GNDがマイナスという事はこの工作の写真に出ている配線や電気の流れはプラスの電気のみという事になりますよね。
ではGNDから先、電気はどう流れるのかという事になります。(ここで私とSさんはつまづきました)

GNDはマイナスの配線と繋がっていくのです。
ですので最終的にはGNDからマイナス極に電気が流れて循環していきます。(配線は基板の中に入っていたりして目視はできなかったりします)
図にすると下記のようになります。
電気の流れ.JPG
GNDは設計時にいくつでも作ることができます。複数のGNDは皆繋がっており、最終的にはマイナス極へ流れていくようになっています。

GNDについて所長に教えてもらいましたが、GNDがマイナスという考え方が根底にあるためGNDからどうやって電気がマイナスに流れるかというのはあまり考えたことがなかったそうです。
電気工作や設計をする方と初心者ではそもそもの概念が違うのですね。

今回の工作で使用した野村エンジニアリング製の無線モジュールはこちら(弊社HPでもご紹介しています)

次回はブザーについてです。



投稿:渡辺



posted by towa at 09:00| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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