2021年03月16日

山の上にサンゴの化石が!

東京営業所のある関東地方には、「丹沢山地」と呼ばれる、標高1500m~1600mの山があります。
東京から比較的近く、手軽に登山を楽しめるコースもあり、親しまれています。

この山の頂上付近で、南の海でしか見られないサンゴの化石が発見されることが良くあります。
なぜ、こんな標高の高い場所で、海の生物の化石が発見されるのでしょうか?

それは、その場所が、大昔には海であったことを意味します。

日本の南には「フィリピン海プレート」と呼ばれる大きなプレートがあり北西方向にゆっくり移動しています。
このプレート上に発生した海底火山(のちに丹沢山地・伊豆半島になる)が、日本列島に衝突して現在の様な地形が形成されました。

① プレート上に発生した海底火山(丹沢山地)が日本列島に衝突する
② 衝突した海底火山(丹沢山地)に、さらに海底火山(伊豆半島)が衝突する
③ 衝突のエネルギーで、先に衝突していた海底火山(丹沢山地)が隆起して山になる
④ 海底火山の周辺に合ったサンゴも同時に隆起する
⑤ 山の頂上付近でサンゴの化石が発見される

といったプロセスが現在最も有力な説とされています。

tannzawa.gif

丹沢の例とは若干プロセスが違いますが、ヒマラヤ山脈も太平洋上に在った、インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突した衝撃で隆起したものです。
ですから、ヒマラヤでも海の生物の化石が発見されています。

「動かざること山のごとし」と言いますが、地球は常に動いている「生きた」惑星なのです。


記事投稿:池田

posted by towa at 16:17| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無線モジュールの電子工作(一足飛んで完成品動画)

前回製品概要をご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズを使った電子工作が完成しました✋✋✋
まずは動画をご覧ください🐶


表面と裏面はこんな感じに出来上がりました。
ちなみに所長が作成しております★(工房?)

裏面はこんな感じです。
IMG_20210316_090633.jpg

こちらで用意して使った部品は下記となります。

LED(赤・緑) 2~3V 各1個
ACアダプター 3.3V 1個
抵抗器 240Ω 2個 

工作の様子を撮り損ねてしまったので、細かい解説を次回にしようと思います。


投稿:渡辺



posted by towa at 12:05| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月15日

1=0.999999…… この式は間違い??

今日は、ちょっと不思議な面白数学です。

1=0.999999…… 
この式は正しいでしょうか?

「0.999999……の方が、1よりほんの少し小さいはずだから間違え」
と、思われる方が多いでしょう。

しかし、数学的には 1=0.999999……は正しいんです?

証明してみましょう

1=0.999999……の両辺を3で割ります

「=で結ばれた両辺の同じ数を足したり引いたり掛けたり割ったりしても式は変わらない」

ということを小学生の時に習いましたよね?
ですから、両辺を3で割ると

0.333333…… = 0.333333…… となりますよね?

つまり、両辺が等しいことが解りました

上記で書いた「両辺の同じ数を足したり引いたり掛けたり割ったりしても式は変わらない」というルールに従うと、1=0.999999……は正しいことが解ります。

と、書きましたが、右辺の数字が永久に9が続くかどうかは解りません。ですので、結果が本当に証明通りになるかどうかは、確認できません。
ですので、この場合は「1=0.999999……とみなすことができる」が本当の正解になるのではないでしょうか?(つまり1≒0.999999……も間違いとは言えない)


数字そのものを研究する分野を「数論」と言います。

皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、「オイラーの定理」「平方剰余の相互法則」などは、この分野の成果です。

この問題、ちょっとした営業の小ネタにどうですが?



記事投稿:池田

ラベル:数学 数論
posted by towa at 11:22| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初心者の初心者による電子工作~⑤完成品と悩み~

こんにちは。
東和電子東京営業所のアシスタントSです。
週末、ミルクティーで一番自分好みのものは何だろうと試したくなり、紅茶(ウバ・アールグレイ)、ほうじ茶、烏龍茶、プーアール茶を砂糖なしの状態から飲み始め、自分の好みの甘さになるまで調節して飲んでおりました
ペットボトル飲料でも売っているのを購入したりするのですが、甘さの調節が利くという点で、自宅で作るのもいいですよね。

さて、今回は久しぶりの電子工作編です。と言っても、新しい知識は今回出てきません
一度完成品を上げてから他の趣味(お茶など)に性が出てしまい、中々先へ進まず現状維持を続けております。

そんな完成品がこちらです。
明るい場所.jpg

暗い場所.jpg
写真ではいまいち伝わらないかもしれないのですが、キャンバスボードの裏側に工作したLEDがあります(キットを使用)。
飾っている造花は季節によって変更出来るように刺したり張り付けているだけなので、次に飾り付けを替える際にはキャンバスの下の隙間に場所を移動してみようかと思います
お家時間の過ごし方の一つとして、電子部品を組み込んだ工作も楽しいですよ

こちらは壁に取り付けているのですがスイッチを手動で切り替えているので、無線モジュールの電子工作で紹介している無線モジュールを利用して離れた位置などから照明を点けられたり、又は音を鳴らしたり出来れば良いなと思ってしまいました。

しかし、勉強不足で知識が足りないのが課題であり悩める部分です。
次回記事をアップする際は、新しい知識を少しお伝えできれば良いなと思っております。


記事投稿 東京営業所アシスタントS
posted by towa at 11:00| 初心者電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月11日

無線モジュールの電子工作(製品概要)

前回ご紹介した、野村エンジニアリング製無線モジュールTS03シリーズを使って電子工作をはじめてみます。
今回は初心者向けでリモコンを押すとLEDライトが光る工作にしようと思います。

でも、初心者だとどこから手を付けたらいいの?となりますよね。私も超初心者です。
まずは順を追ってみていきましょう。

【本体を見てみよう】
無線モジュールは受信機と送信機をセットで使います。
まずは開封してみましょう。
モジュール連結.jpg
★野村エンジニアリング製、TS03シリーズ★
左が送信機TS03DTX、右が受信機TS03GRXです。送信機がリモコン、受信機が本体ですね。

※ちなみに左の送信機はこちらのリモコンでも代用可能です。
IMG_20210304_160038.jpg
★TS03NKHAシリーズ★
315MHz 帯 特定小電力無線 リモコン
1スイッチ~4スイッチまでがあります。裏にコイン電池を入れて使用します。


hpjyushn.jpg
今回はこちらの評価基板も使います。
★TS03GRX評価基板★
受信機のTS03GRXを組みこんで使用する事が出来、左側のユニバーサルエリア(部品を取り付けるための穴が縦横に並んでいて、それぞれの穴にはんだ付けするための銅はくが付いているもの)にLEDを取り付けます。

組み立てたイメージ図はこちらです。
image 21-0311.jpg
↑※右の送信機はどちらか片方を使います。写真はリモコン使用

ちなみにTS03シリーズの概要はこちら↓
・4スイッチまで使用可能
・無線方式 315NHz帯特定小電力無線
・通信距離 最大50m
・電源   2.1~3.6V
・消費電流 送信時:平均2.5Ma
・IDビット数 16bit

向いている用途はデジタルデータ伝送、照明制御、電動シャッター、セキュリティー(赤外センサ、人感センサなどとの組み合わせ)などとなります。
次回は工作の様子をご紹介します。


投稿:渡辺



posted by towa at 09:38| 無線モジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする