Ethernet・無線LAN・Bluetooth… 今や、情報ネットワークの接続が当たり前になっている世の中です。
情報通信が始められた初期には、通信の方法は機器によって決められ、統一された規格やルール(プロコトル)が無く、今の様に色々な機器に接続することは出来ませんでした。
そこで、「通信方法の規格を決めて、規格に従った機器が自由に通信できるようにしよう」と考えられ、その規格が整備されました。
通信の規格として、世界的にスタンダードとなっているのが、IEEE(アイ・トリプル・イー 米国電気電子学会)が策定した規格です。
IEEEの通信の規格は、IEEE802.xx(xxはさらに細分化するための記号)で表され、Ethernetの規格であれば「IEEE802.3xx」とし現在は、IEEE802.3an(10GBase-T)まで整備されています。
無線通信の場合も同じく規格が整備されており
・無線LAN:IEEE802.11xx(xにはa,b.c.g.n等が入り、より細分化される)
・Bluetooth:IEEE802.15.1
などが、策定されています
規格が策定されたことにより、その規格に従って設計された機器は、お互いに自由な通信ができるようになりました。
(電子業界の皆さんであれば、一度は「イレブンb」だとか「イレブンn」などの言葉を聞いた事があるのではないでしょうか)
全く便利になったものです、私などは、PC機器を触り始めた時には、音声モデム(データーを音にしたり音からデータに変換したりする機器)で一般電話回線を使って通信したことを思えば、夢の様です
通信に限らず、電子機器の規格化・標準化は日々進んでいますから、これからは、もっと便利に、また自由になっていくのではないでしょうか
記事投稿:池田