2020年12月04日

レオパードゲッコーの遺伝のおはなし

新型コロナウイルス感染者数が増加していますが、相変わらずの満員電車です。東京営業所では12/10より輪番制テレワークを導入します。
弊社ではウイルス全般に効果が見込めるオゾン発生器も取扱いしていますので、是非お問い合わせください。(においにも効果が高い製品です)

以前レオパードゲッコーの色や柄は遺伝子に依存するという小ネタをUPしているのですが(温度依存性決定 雌雄の話)犬や猫に品種がある様に、レオパードゲッコーにも品種(色や柄、大きさ、目の表現)があり、これをモルフと呼びます。このモルフの決定はは両親からの遺伝子に依存します。今回は遺伝のお話です。

【優性遺伝と劣性遺伝】
基本はメンデルの法則です。遺伝子は基本的に一対存在し、両親から一つづつ遺伝子を引き継ぎます。両方の遺伝子が共存する場合、優性が容姿の表現として現れますが、劣性も隠れて受け継がれます。

【ホモ接合、ヘテロ接合】
遺伝子の組み合わせがAA、aaなど同じ組み合わせをホモ結合、Aa、Bbなど違う組み合わせをヘテロ結合といいます。優性遺伝の場合はヘテロ結合でも容姿の特徴が表現されますが、劣性遺伝の場合はホモ結合でないと容姿の表現がされません。

では、上記をふまえてノーマルとマックスノー(優性)を交配した場合に産まれてくる子の確率を見てみます。
※優性はノーマルと交配した際に優性表現がされるかを基準としています。
メンデル.JPG

理論上ではノーマルとマックスノーが半分ずつ産まれる計算になりますね。では実際はどうかというと…。

家系図.JPG


この表は実際に知人がマックスノーとノーマルを交配した際に産まれた子のモルフを家系図にしたものです。
理論と全く違うので、繁殖した知人もえ?となっていましたが
レオパードゲッコーはペットとしてたくさんのモルフが作られているため、このような事は実際に良くあるようです。
この場合は両親が劣性遺伝子(アルビノ、ブリザード)を隠し持っていたという事になります。(要するにミックス、雑種です)

思ってもない子が出てきたりしますが、産まれたベビーはみんな可愛いですね。
この中のブリザードは今はうちの子です。弊社Twitterでアイコンを飾っています。




投稿:渡辺
posted by towa at 08:00| 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月03日

プログラミングの話

最近は、コンピュータやマイクロプロセッサの話ばっかですが、今回もです…

コンピュータ(マイクロプロセッサ)を実際に動かすには、どうしたら良いのでしょうか?

動かすための指示が書かれたものが「プログラム」ですが、以前書いた通り、コンピュータは0と1しか理解できません。
ですから「1と2を足せ」と人間の言葉で命令しても、動くことは出来ないのです。
ですので、コンピュータにもわかるように0と1だけで命令を作り、それを実行させる必要があります。
0と1だけで書かれていて、コンピュータが直接理解できるプログラム言語が、機械語です。機械語は、16進数の羅列でしかないので、ぱっと見何が書かれているのか、さっぱり解りません。(実際には16進数を2進数に変換してコンピュータは理解します)

マシン語.png

これを、もう少し人間にも判りやすくしたものとして「アセンブラ言語」です。

アセンブラ.png
これでも、まだよくわかりません…

もっと、人の使っている言語(英語)に近づけようと、色々な言語が開発されました。
現在、使われている言語の1つにBASIC言語があります。
下記はもっとも簡単なプログラム例です。実行すると後ろの実行画面に結果が出力されます。

BASIC.png

プログラムとしては「変数AにHello変数BにWorld という文字列を代入しなさい」「変数A+Bを表示しなさい」という内容で、表示も英語やよく使う記号だけで書かれているので、とても分かりやすくなっています。

BASICの様に最初の行(10行)から順番にプログラムを実行(機械語に変換して)する言語形式を「インタープリタ」方式と呼びます。
行番に従って順番にプログラムが実行されるので、大変解りやすいのですが、プログラムが複雑になってくると、どうしてもスピードが遅くなります。

そこで、プログラム全体をいっぺんに機械語に変換して(コンパイルと言います)実行効率を上げた言語が「コンパイラ」方式と呼ばれる言語です。
コンパイラ方式では、記載されたプログラムを一度に機械語に変換(コンパイル)してくれるので、中規模以上のプログラムでは実行速度が上がるといった利点があります。
代表的な言語にC、C++、JAVA等があり、特に、C、C++は現在のプログラム開発環境のスタンダードとも言えるほど普及した言語です。

C_.png
C、C++などは、利点もありますがBASICなどと比べると、細かいルールやポインタと言う少し解りづらい機能もあり、取っ付きにくいのですが、汎用性が高く、実用的なので、いきなりC、C++からプログラムを覚えるのも良いと思います。

BASICは、変数の型(整数、文字列等)をあらかじめ宣言していなくても、実行できますが、C、C++のルールである変数の型の宣言をすることによって、プログラムが整理されて、見やすくなります。

最近もてはやされている言語にPython(パイソン)があります、GoogleやInstgramもPythonで書かれたものです。
Pythonはインタープリタ言語で、C、C++の様な実行スピードは期待できませんが、BASIC並みの解りやすい構文と、豊富なライブラリ(汎用的に使う簡単なプログラムを纏めてあり自由に呼び出せる)で、複雑なプログラムでも、短時間に書くことができます。

「ユーザーにあったアプリケーションを短時間で、簡単に構築出来る」ことが、今のニーズにマッチしているのかもしれません。
実際に、技術系の学校ではPythonプログラミングが必修になりつつあります。


余談ですが、その昔に技術系の大学生だった方は、「プログラミング実習」ではFORTRANを使った方が多いと思いますが(私もです)今はほとんど見なくなりましたね…

プログラミングもより「簡単」で「誰でも使える」といった方向にこれからも進化していくのでしょう


記事投稿:池田

posted by towa at 11:54| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月02日

オゾン濃度って?

ウイルス対策に有効なオゾンですが先日のブログ記事「コロナウイルスに効果のあると言われているオゾンは危険?」のとおり、実は濃度の高いオゾンは体に良くありません。

ですので、目的に沿って適正な濃度で使用して頂く事が必要です。
では、適正な濃度とはどのくらいでしょうか。

① まずは生活環境での適正濃度を知りましょう。
安全に使用するのが第一です。有人環境での適正濃度は最高0.1ppm、平均0.05ppmです。(日本での基準値)単位であるppmはparts per millionの略で100万分のいくつかを指し、空気中にどれくらいのオゾンが含まれるかという事になります。
ちなみに通常の大気中では0.005ppm程度、森林などではもう少し多いオゾンが存在しています。

② オゾンを使用する目的をはっきりさせましょう
部屋の脱臭、ウイルス対策では適正なオゾン濃度が違います。
弱い臭気…低濃度(有人環境で使用)
強い臭気…高濃度(無人環境推奨)
ウイルス対策(人がいる場所でのウイルス感染リスク低減)…低濃度
ウイルス対策(人がいない時間帯のウイルス対策)…高濃度

③ オゾン発生器を使用する場所の部屋の大きさを知りましょう。
オゾンを適正な濃度で使用するためには部屋の広さを容積で求める必要があります。

④ 使用するオゾン発生器の生成量を知りましょう。
例えば弊社で取り扱いのオゾンクルーラーのオゾン生成量は200mg/hrです。
これは1時間あたり200mg のオゾンを生成するという事です。

IMG_20201106_130049.jpg

⑤ 上記をもとにオゾン発生器を使用した際の濃度を求めます。
(計算方法があるのですが、ここでは省きます)
実際にはここで求めた理論値の半分くらいの濃度になります。この濃度が①最高0.1ppm、平均0.05ppmであれば有人環境でも安全に過ごすことが出来るわけですね。★換気をしなければならないほどの高濃度のオゾンは家庭用機器では発生しません。


とはいえ濃度は実際にはピンと来ないと思います。ですがオゾンには独特のにおいがあります。0.01~0.02ppmからかすかににおいを感じ、0.1ppmなら誰でも明らかにわかります。
ですので、においが強い時(オゾン濃度が高まっている)は換気をする、オゾン発生器の運転モードを変えるなどすればまず健康上の心配はありません。

そして①での有人環境での適正濃度(平均)0.05ppmでもコロナウイルスへの効果が見込めるという研究結果が発表されています。(この場合はリスク低減となります)
オゾンを安全に使用しつつ、手洗い、うがいと合わせてさらに感染対策が出来るわけです。

適正な製品の選定、濃度の確認は弊社で出来ますので、お気軽にご相談ください。



投稿:渡辺

posted by towa at 08:00| オゾン発生器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする