皆さん、毎日天気予報を見ますよね? 天気予報で出てくる「天気図」(最近は天気図を出さない天気予報が増えてきましたが…)自分で描くことができるのをご存知でしょうか?
天気図を自分で描くのに必要な道具は、「天気図用紙」「鉛筆」「ラジオ」たった3つだけです。
天気図用紙は専用の用紙を販売していますnet販売もありますし、あとは、鉛筆とラジオだけです。
どうやって、天気図を描くのでしょうか?
AM放送のNHK第2放送で1日1回、12時(日本時間)発表分の天気を、16:00~16:20に放送されている「気象通報」という番組があります。これを聞きながら、放送される気象データを、天気図用紙に記入していくという作業を行います。
「気象通報」は、観測地の名前と風の向き/強さ・天候・気圧・気温及び高気圧や低気圧の位置・前線の位置・大まかな等圧線の位置などを淡々読み上げるだけの味もそっけもない放送ですが、これを天気図用紙に写し取ることで、「天気図」が書けるのです。(読み上げ速度が結構早いので、写し取るには少し練習が必要です。また、等圧線を書込む作業に少しコツが必要でもあります)
これに何の意味があるの?と言われると難しいのですが、定期的に天気図を作成することで、大まかな天気の変化が予想できる様にはなります。
また、私は山に登るのですが、入山中は天気図を書いて翌日の行動を決めることもよく行いました。(一度、台風の接近を天気図で予測して、早めに下山したために、道路崩壊で山に閉じ込められるのを避けられたことがあります)
現在の天気予報は天気図だけで行っているわけではなく、他のファクターを加味してコンピュータの計算を使っての精度の高い予報ですが、こんな簡単な作業でも気象の変化を感じ取ることができます。
自然現象の面白さを垣間見ることができる、面白い体験になるのではないでしょうか。
記事投稿:池田
ラベル:天気図