ディジタルの話を前回したので、ディジタルデバイスの代表格「マイクロプロセッサ」につて少し…
マイクロプロセッサ=マイクロコンピュータ(マイコン)=CPUが一般的な認識ですが、厳密な意味は違うのです。が、まあ同じものとしておきます。
世界最初のマイコンはIntel社4004で4bit 108KHzでした(bitや周波数の意味はのちのブログで)
このマイコン、開発には日本の技術者が大きく関わっています。まさに日本は「ディジタル」社会の先駆けだったのですね!(今の半導体産業の凋落は目を覆うばかりですが…)
パッケージも僅か16PinのDIPです、しかしこの技術がその後大きく開花するわけです。
次に開発されたのが8bitマイコンの8008とその改良版の8080です。
このマイコンは、「TK-80」「TK-85」といった今のパソコン(PC)の始まりとも言える機器に搭載され、急速に普及していきます。
8080の改良版8080Aの互換マイコンとして開発されたのが、Zilog社 Z80シリーズ(8bit 2.5MHz~20MHz)です。
「おお、これはよく使ったわ!」という方もいると思います。爆発的に普及したマイコンで、
日本のPCの幕開けとなった、NEC PC-8001にもZ80の進化版Z80-Aの互換マイコンが搭載されました。
私事ですが、Z80を使うのにアセンブラを勉強しましたが、結局うまくいかずにトラ技の記事をそのまんま使ったりした記憶があります…
ここから、マイコンは加速度的に進化をしていきます。16bitの8086/80286、32bitのi386/i486 、さらに現在では64bitコアが複数で4GHzといった製品に進化しています。(X86アーキテクチャの場合)
進化に従い、中の配線や素子単体の集積率(プロセス)は高まり、現在は10nm(10^-9)以下と髪の毛よりも遥かの細い回路で作られています。
どんどん進化するマイクロプロセッサ(CPU)はいったいどこまで進化するのでしょうか?
記事投稿:池田