下記の記事にもありますが、RoHSⅡで新たに規制された物質に「フタル酸エステル」があます。
半導体業界では、余りなじみのない物質なのではないでしょうか?
「プラスチック」とよく言いますが、プラスチックにもいろいろ種類があり、PVC(polyvinyl chloride=通称塩ビ)はその中でも代表的なものになります。
PVC樹脂自体は固い物質で、そのままでは用途が限られてしまうため、柔らかくして加工性を持たせるためにフタル酸エステルの一種類である、
フタル酸ジ-2-エチルへキシル(DEHP:DOPとも呼ばれる)を大量に添加(可塑剤と呼ばれる)しています。
製品によっては、全体の30%~40%以上の添加量を持つものもあります。
RoHSⅡ指令により、各プラスチック(特にPVC加工をする)メーカーは、「フタル酸フリー」に取り組んでおり、電線メーカーではほとんどの製品で、フタル酸フリー製品に切り替わっていると思います(フタル酸に代わる可塑剤や、ポリエチレン等のオレフィン材を使う)
弊社では、ハーネス加工も行っています、「フタル酸フリー」電線を使った製品も扱っていますので、お声がけください。
記事投稿:池田