2020年07月27日

RoHS指令とは?

電子部品に関わる仕事をしていると避けて通れないのがRoHS指令です。

RoHS指令とは電子機器・部品に使用される有害物質を非含有とさせ、環境と人の健康を
守ることを目的として制定されています。
この法律はEUで2006年から始まり、2015年にRoHSⅡ指令となりました。現在指定される物質は下記の10品目となります。

1. 鉛
2. 水銀
3. 六価クロム
4. カドミウム
5. ポリ臭化ビフェニル(PBB)
6. ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
7. フタル酸ジ-2-エチルへキシル(DEHP)
8. フタル酸ブチルベンジル(BBP)
9. フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)
10. フタル酸ジイソブチル(DIBP)

※この10品目は規制濃度(閾値)が定められ、基準値を超えて上記を含有する製品は
EUでは販売することができません。

尚、この法令はEUのものですが対象はほぼ全ての電子部品となり、昨今の世界市場では国際的な動きとなっているため、日本の電子部品も上記に対応した製品作りがされています。
人体や環境に関わる法令の為部品ごとにRoHSⅡ証明を取得する必要がありますが、最近はHPから取得できるメーカーも増えています。


記事投稿:渡辺
posted by towa at 09:00| まめちしき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする