最近は、梅雨末期の豪雨が恒例の様になってきています(被害にあわれた方、ご苦労様です)が、よく耳にする「1時間降雨量XXX㎜」て、どういう意味なのでしょう?
これは、一般的な雨量計(転倒ます型が主流)に溜まる雨水の高さを表しています。
雨量計の口径は、一般的に20㎝で、面積はπ(パイ)10^2=314cm^2です。
ここに1㎜雨水が溜まると、その体積は31.4㎝^3=31.4cc これが「1㎜」の雨量です。
何だ、たったそれだけ?と思わないでください。たった314㎝^2の範囲に31.4㏄の水が溜まるのですから、いったい町や県単位ではどれだけの量になるか想像してみてください。
例えば、25m×15mのプール(375m^2)に300㎜の雨が降れば、112tもの水が溜まるのです。
実際20㎜/hでもどしゃ降り、50㎜/hを超えれば、前が見えなくなる程です。水害や土砂崩れなど、自然災害の絶えない日本。自分で自身の身を守ることが必要になってくる時代なのでしょうか…
次回:「転倒ます型雨量計」ってどんな仕組み?
記事投稿:池田